【エイジ】

中学2年生の主人公「エイジ」とその友人達は、同級生が通り魔
として逮捕されたのをきっかけに悩み、成長していく。

重松の本が好きなのは、主人公は勿論、その周りの登場人物
を丁寧に描いているところ。
この本も同級生の皆を優しい視点で書いています。
自分の中学生の頃の気持ちが蘇ってきてなんだかこそばゆい
ような、でもそのころの気持ちには戻れない寂しさのような
何とも言えない心境になります。
評価: ★★★★★


自分の息子(長男)も来年は中学生になるので、「ああ、これから
色々楽しいこと、辛いことを経験するんだなあ」と感慨深い思いに
なりました。

今は本をあまり読まない息子ですが、何かに悩んでいたらこの本を
読ませたいと思います。同じように悩み、そして何かにイラついている
そんな主人公に自分を重ねたら少しは楽になるんじゃないかな。

それより何より、中学生を持つ父親が子育てに悩んだときに
読むべき本かも知れません。
私自身、その時にもう一度読み直そう、と思う一冊でした。