昨日の運営経験を通して新チーム指導に向けて様々な面が見えたように感じています。


 先ずはチームのミッション(目的)でもある自律の面で差を感じました。周りへの目配り、気配りが自然とできている選手、目配りや見られている意識が薄くするだけで精一杯の選手、自分の気持ちや感情が先行してしまい集中力の持続が難しい選手など改善すべきであり、チームとしての伸び代が一杯ありました。

 審判活動では緊張からか時間ばかり気にしてしまい、プレーしている選手への配慮が出来なかった面も見られました。しかし、一生懸命に取り組んだ中でのこの失敗は間違いなく次につながる大きな第一歩と思っています。実際のゲーム中チーム関係者にはご迷惑をおかけするシーンがありましたが、選手たちが真剣に取り組んだ結果であることは分かっていただけていました。ありがとうございます。


 逆に目的の中にある積極的なチャレンジという点でも大きな課題が出ました。審判できないからやらない。事前準備は出来ていましたか?社会に出てから出来ないからで逃げ続けることは、自分自身の可能性を放棄することにつながってしまうと考えています。確かに緊張するし挑戦するには勇気がいると思います。だからこそ、失敗が許される今チャレンジしてほしい!そう言った機会を今回任せていただけたことがチームにとっていちばんの幸運でした。チャンスを逃さない選手になってほしいと思います!


 最後に、今回このような機会を与えていただきありがとうございました。U-10と言ったら本格的にサッカーを始める時期。選手も素直でガムシャラであり保護者の応援も一杯でした。ここが私達にとってもサッカーを始めた原点であった事を思い出しました。そして先日の選手権の日、ほとんどの選手が卒業後社会人になるうちの選手にとって、その保護者の皆さんにとって最後の日となったのではないでしょうか。原点を知った、思い出したからこそ3年間しかない活動時間を無駄にしない取り組みに繋げてくれると思います。


 今回の機会を通して多くの選手が一つでも多くのことに気づいてくれていればと思います。今後より一層責任感を持って、できる限りの後悔をしない為に1日1日を全力で取り組んでいければと思います。