潮風薫る夜の入り口
哀しい唄が流れる

風に委ねた
シーサイドチャンネル
波長を合わせ

夢に落ちた
キミに会いに行く


いつもの場所
月明かりの下

なぜだろう

手を繋いだら
困った顔をした



キミが夢から覚める前
太陽が夜を白く染め
月を隠す





「おはよう」




明るい朝が来た

2024.2.1








知らない人のふりは



かなしい




過去に想いを馳せる時

わたしは小さな

タイムトラベラー



隣をすれ違っても

はなしかけてはいけない




眠ってるときだけ

ゆるされる






まだ

まだ


じゅんびできていなかった



わたしはうつ向いて

ひとつも目を合わせられなかった


ゆめのなかでも


まだ


だめだったの





無意識のなかでみる


夢はやさしくて







時に残酷




繋いだ手は暖かかったけど




目覚めて慌てて手を振った







「   」



あのときすこし


泣いてた?