知らない人のふりは


たぶん

かなしい




過去に想いを馳せる時

わたしは小さな

タイムトラベラー



隣をすれ違っても

はなしかけてはいけない




眠ってるときだけ

ゆるされる






まだ

まだ


じゅんびできていなかった



わたしはうつ向いて

ひとつも目を合わせられなかった


ゆめのなかでも


まだ


だめだったの





無意識のなかでみる


夢はやさしくて







時に残酷




繋いだ手は暖かかったけど




目覚めて慌てて手を振った







「   」



あのときすこし


泣いてた?