論語 学而第一

 
平成２６年12月20日（土）
旧暦　10月29日　（友引）
論語　
有子曰、其爲人也、孝弟而好犯上者、鮮矣。 不好犯上而好作亂者、未之有也。
君子務本、本立而道生。孝弟也者、其爲仁之本與

有()子(し)曰(い)わく、其(そ)の人(ひと)と為(な)りや、孝(こう)弟(てい)にして上(かみ)を犯(おか)すを好(この)む者(もの)は鮮(すく)なし。上(かみ)を犯(おか)すを好(この)まずして乱(らん)を作(な)すを好(この)む者(もの)は未(いま)だ之(こ)れ有(あ)らざるなり。君(くん)子(し)は本(もと)を務(つと)む、本立(もとた)ちて道(みち)生(しょう)ず(。)。孝(こう)弟(てい)なる者(もの)は、其(そ)れ仁(じん)を為(な)すの本(もと)か。

これは孔子の論語学而第一の一説です
人間は親や先達に教えを受けて、君子になる事を書いています。
儒教は人を育てる学問です、日本も昔から儒学を学び実践してきました、日本人の美徳の多くはそれらの学問の結晶かもしれません。

先ほどイスラム過激派組織による学校への襲撃により多くの学生が殺されました、全く悲惨な事で、これらの行為は人間としての行動ではありません、また動物の日常の殺戮でも有りません、動物は自分の食を満たす為に殺すのであって、それ以上の意味のない殺戮はしません。
したがってイスラム過激派組織の人達が自分達の国家が行なう行為である、と言われるならばそれは国とは云えません。
　　彼らは真摯に人としての教育を受けるべきです。

しかしながら、イスラム教は他宗教の人を排除しても合法でありそのために殺人をする事を否定はしていません。このような集団での世界平和を望む事はとても考えられないでしょう。

過去の事例では、日本や世界の先進国は戦争と言う名目で、イスラム過激派組織のような人を殺すという行為を行なった事は否定はできません。

しかし人間の幸せは殺しあう事ではなく楽しく自分の命を全うする事であり、人が人の幸せを奪う事ではありますせん。

世界のリーダーは、間違った過去を反省して、今は全ての人間が世界平和を唱え実践して欲しいと祈念いたします。

パキスタンでの亡くなられた多くの若い人達のご冥福をお祈り致します。

　　　　　　　　　　　　合掌礼拝