今日は日本で特に有名な都市伝説「きさらぎ駅」を紹介します。
出典:Netflix
きさらぎ駅は日本のネット掲示板「2ちゃんねる」で語られた都市伝説の一つで、投稿者がリアルタイムで体験した書き込みからうまれました。
きさらぎ駅は「異世界に通じる駅」というテーマが中心で、投稿者が実際に体験したとされる内容が物語のリアリティを高めています。
きさらぎ駅の概要
最初の発端
- 2004年1月8日、2ちゃんねるのオカルト板に「はすみ」と名乗る女性が「現在電車に乗っているが、降りるはずの駅を通り過ぎてしまい、見知らぬ駅に着いた」というメッセージを投稿。
- その駅の名前は「きさらぎ駅」。現実には存在しない駅名です。
きさらぎ駅の特徴
- 駅名が漢字で「如月」とも表記され、日本語で「2月」を指します。
- 周囲に人影はなく、駅の設備は古びていて非常に不気味な雰囲気だったそう。
- 電車も見知らぬ景色を通り抜けていき、通常の駅や都市の風景とは全く違う「異世界的」な場所に到着するという描写がされています。
はすみの体験談の流れ
電車の異変
- 深夜、はすみが帰宅のために電車に乗っていると降りるはずの駅を通り過ぎる。
- その後、電車は停車するがその駅は「きさらぎ駅」という聞いたこともない名前だった。
- きさらぎ駅に着いたのは午前0時すぎ。最初に電車に乗った時間はおよそ23:40。場所は静岡県。
駅の様子
- きさらぎ駅には他に人がいない。駅周辺も寂れており建物もほとんどない。
- 電車も発車してしまい、はすみは一人取り残される。
周囲の助言と不安
- オカルト板の住人たちは「その場を離れないで」「タクシーを呼んでみては?」などアドバイスを送る。
- はすみはタクシーを呼ぼうとするが運転手もその駅を知らず、不気味に感じた彼女はさらに不安を抱く。
謎の声や男、異世界への没入
- オカルト板の住人から線路沿いを歩いて帰ることを提案され実行しようとするも「そっちへ行くな!戻ってこい」という声が背後から聞こえ、はすみは駅員さんかと思い振り返ると片足がない不気味なおじいさんだった。オカルト板の住人は「絶対に戻っちゃダメ」「戻ったらどこかに連れていかれるやつ」などとレス。
- はすみの不安は積み重なり、線路沿いに歩いてみることを決意する。
- 電波が悪いのかはすみからしばらく書き込みはない。
- 次のはすみからの書き込みの内容は、【歩いてトンネルを抜けると「近くにビジネスホテルがあるから車で送る」と提案してくれた『親切な男』がいて今その車に乗っている。もう携帯電話のバッテリーが切れるから恐らくこれで最後になる】と書き込みあり。
- オカルト板は【なぜ深夜の駅の中に人がいるのか】【すぐに車から降りるんだ!連れていかれるぞ】などはすみを心配する書き込み多数。
失踪
- その後はすみの投稿は途絶え、彼女がどうなったのかわからないまま終わる。
- スレッドの住人たちが行方を心配するも、何の情報も得られず事件は闇に包まれている。
きさらぎ駅に関する特徴と謎
異世界の入口
- 「きさらぎ駅」は異世界や時間軸のずれた場所に通じる駅とされています。
- この物語が多くの人の想像力を刺激し、「異世界への扉」というテーマで多くの派生作品が生まれました。
不可解な名前
- 「きさらぎ」は優雅で古風な響きを持つ日本語ですが、同時に「鬼が笑う月」という解釈もあり不気味さが増している。
現実とのリンク
- 一部では静岡県の無人駅「中部天竜駅」や岐阜県の「八草駅」などがモデルではないかとも言われていますが、どれも確証はありません。
きさらぎ駅の派生エピソードと影響
ゲームや映画
- きさらぎ駅をモチーフにしたホラーゲームや映画がいくつも制作されています。
- 「異世界の駅」「謎の駅」というテーマがホラージャンルに適しているため、フィクションの題材として人気。
ネットでの広がり
- 2ちゃんねるのスレッドを元に、きさらぎ駅を実際に探しに行くという試みが何度か行われています。
- Googleマップなどで「きさらぎ駅」の場所を探そうとするユーザーも後を絶ちません。
類似した体験談
- 他の駅名で同じような異世界体験を語るエピソードが投稿されることもあり、きさらぎ駅の都市伝説が派生しています。
きさらぎ駅の都市伝説が与える教訓と恐怖
人間の「未知」への恐怖
- 見知らぬ場所に迷い込むこと、特に夜中や一人の時に体験する「孤独感」と「不安感」がリアルに伝わり多くの共感を呼びました。
現代社会のデジタルホラー
- スマホや掲示板という現代的な要素が組み込まれ、読者が自分も体験するかもしれないと思えるリアリティを醸し出している。
フィクションと現実の曖昧さ
- 「はすみ」の投稿が実話か創作かは未だ不明ですが、その曖昧さが都市伝説としての魅力を高めています。
きさらぎ駅は2chの中でも一番有名な都市伝説だと思います。はすみさんが電車に乗ったのが23:40くらい。きさらぎ駅に到着したのが深夜0時過ぎです。
はすみさんの身に起こっていることが、駅に誰もいるハズのない時間での出来事と考えると不可解なことが多すぎますよね😨
これからあなたが深夜電車に乗った時、電車の到着先はもしかすると。。。
きさらぎ駅を信じるか信じないかはあなた次第です!
