今日は「偽警官」の都市伝説を紹介します。「偽の警察官」とも言われます。
出典:毎日新聞
先日紹介した「ベッドの下の男」と同じく「偽警官」もジャンル的には都市伝説というか「怖い話」です😅
このお話もかなり有名だと思います。
偽警官は端的に言うと、警察官になりすました人物が相手を騙して犯罪を行うという恐ろしいお話。
現実の事件とリンクする部分もあり、リアルで不安感を煽ります。。。
都市伝説の内容
典型的なストーリー
- ある女性が仕事からの帰り道、黒い服を着た男が走っていく姿を目撃する。翌日テレビで近所で殺人事件があったというニュースを見る。
- その日、警察官が女性の自宅を訪れ「このあたりで殺人事件が起きたことをご存じかと思いますが、何か情報はないでしょうか?」と聞いてくる。
- インターフォンで「なにも知らないです」と女性が答えると警察官は「情報収集していますのでまた聞きにきます」と言い、数日間連続で女性宅を訪れる。
- 何度も自宅を訪れて情報収集する警察官に「仕事熱心」と感心し、そういえば黒い服の男を見たことを思い出し翌日に警察官にそれを報告しようとその日は就寝。
- 翌日テレビをつけると『殺人事件の犯人』として警察官を名乗っていた男の顔が映っていた。
- もし犯人が捕まるのがあと1日遅ければ、その情報を殺人犯に伝えた女性はどうなっていたか。。。
バリエーション
- 車を止められる: 車を運転していると後ろからパトカーに似た車両に止められ、運転免許証の提示を求められ応じると運転免許証を盗まれる。またはパトカーの中に移動してくれと言われ車両ごと盗まれる。
- 偽装制服型: 偽の警察官が制服や警察手帳を持っており、見た目だけでは本物と見分けがつかない。
この都市伝説の特徴
権威への恐怖心
- 「警察官」という社会的に信頼される存在を悪用しているため、相手を騙すハードルが低い。
- 一般人は警察に疑念を抱きにくいためこの状況に陥りやすい。
現実味の高さ
- 実際に似た事件が報告されていることもあり、この都市伝説にはリアリティが伴います。
不安を煽るテーマ
- 日常的に信頼している存在が偽物かもしれないという疑念を植え付けることで、心理的な不安感を増幅させます。
現実の事件との関連
実際に報告されたケース
- 海外や日本国内でも警察官になりすました人物が犯罪を行ったケースがいくつもあります。特に海外では「パトライトを装備した車」で被害者を止めて金品を奪う事例がいくつか報告されています。
- 当時大きな話題となりいまだ未解決の「3億円事件」も、白バイ警官のフリをした犯人に騙されたことで起きた事件でした。
詐欺事件との類似性
- 振り込め詐欺や訪問詐欺なども警察官を騙る手口が使われることがあります。こうした事件は都市伝説ではなく現実に起こっているため特に注意が必要です!
対策と教訓
警察官の身分証明の確認
- 警察官は正当な理由がある場合、身分証明書(警察手帳)を提示する義務があります。提示を求めるのは当然の権利です。
不審な場合の対応
- 停車を求められた場合でも、周囲の安全な場所(人がいる明るい場所)まで移動してから対応する。
- 怪しいと思った場合は警察官に名前を聞き、110番で本物の警察官かどうかを確認することも重要です。
身の安全を最優先
- 警察官から強引な要求があった場合は従わなくて良いです。
なぜこの話が広まったのか
社会の不安感
- 社会の中での信頼関係が揺らいでいることを反映した話として広まった可能性があります。
映画やテレビの影響
- 映画やドラマで「偽警官」が登場するシーンが描かれることがあり、それが都市伝説の題材として利用されることがあります。
防犯意識の高まり
- この都市伝説を通じて「警察官だからといって無条件に信用しない」という防犯意識を促す意味合いもあります。
まとめ
「偽警官」の都市伝説は権威を利用した恐怖を描くことで、人々に警戒心を抱かせるテーマです。
現実にも似た事件が発生していることから、フィクションと侮らずに警戒することが大切。
また、相手が警察官かどうか確認するための手段を知っておくことで、被害を未然に防ぐことができます。
あと、警察官の聞き込みは基本的に2人以上のチームで行われます。なので警察官が一人で来ている時点で本物かどうか疑ってください😄
都市伝説「偽警官」を信じるか信じないかはあなた次第です!