いやーーーー、
なんともかんとも、皆さま、大変ご無沙汰しております。
お久しぶりでございまして、、、、
いやあ~、、、開けてしまいましたですなあ。
ほんっとに、、。(しみじみ、、、)
ほっほっほ、、。
いえ、、相変わらずなのでございまして、毎日忙しくてついつい
おろそかになる、といった、そんな毎日なのでございます。
なので、元気は元気でございましたですよ^^。
皆さまはいかがですか?
お元気ですか?
ほっほっほ。
さあ、、こんなどーしよーもないブログでございますが、
こんな感じで細々と続けさせていただきたいと存じます。
(どんな感じやねん?)
まあ、、、、、、
こんな、、感じで、、
(わからんわっ)
ほっほっほっほっほっほ^^。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
竹藤は、少しうつむいた、、。
金田「お前が成長するにつれて、俺は少しずつ変わっていくお前に気づいた。、、
何でも完璧でなければならない、、。
何でも優秀でなければならない、、。
宗太郎氏に認めてもらうために、必死なのが伝わってきた、。
俺は、そんなお前を心配して、頑張らなくてもいいんじゃないかと、
助言したことがある。
しかし、、、あんたに何が分かる?と、すごい剣幕で跳ね返された、、。」
竹藤「、、っ、。」
金田「父親の愛情を純粋に欲していたお前を、そばで見てきて、
そのために必死になっているお前を見るたびに、胸が締め付けられた、、。お前に申し訳なくて、、。だから、せめて、お前のそばにいようと、さりげなくお前を支えよう、、と、、、、俺は心に決めた。」
竹藤は、思えばそんな金田に随分助けられたことを思い出す、、。
金田は、どんな些細なことでも何も言わずに
助けてくれた、。
竹藤(、、俺が辛くて八つ当たりしても、、この人は、ただじっと、
黙って俺の話を聞いてくれた、、、、、。)
金田「、、今回の一連の事は、、俺が全て、明夫にMCの仕事がまわってくるようにという思いで、、俺が、、俺が!、、考えてやったことだ。
だから、明夫は悪くない。
罪を問われるとすれば、櫻井さんを咄嗟に突き飛ばした事だけなんだ、、。だから、、改めてお願いします。
明夫を、、許してやって下さい。
、、、、
全ては俺の、、責任なんです。」
翔「っ、、。」
竹藤(、、違う、、。)
竹藤は、自分が金田に言った数々の言葉を思い出した。
━─━─━─━─━─
竹藤「あ~あ、、、櫻井がスタジオのセットから落ちないかなあ、、。
そうすれば、きっと脚でも怪我をして立ってMCはできない。ゲストのスケジュールも決まっているから、そうなるときっと同じ候補として挙がった俺が抜擢されるに違いないんだけど、、。
なあ、金田、?ほんのちょっと、、あのセットのロープをおとしてくんないかな?、、そうだな、、ちょっと、体重をかければ落ちてしまうように、ちょっとだけ、、細工を、してくんないかなあ?あんたなら簡単でしょ?、、、、っははは、、なんてね^^、、。」
竹藤「あ~あ、、櫻井が、怪我でもしないかなあ、、、。」
金田「、、、。」
竹藤「くそう、、、。このMCは、、、やりたかった、、、。
俺の力量がアピールできる番組だったのに、、。」
竹藤「、、くそう、、。なんで、俺じゃないんだ、、?」
━─━─━─━─━─
竹藤「あれ、、、あんたがやったんでしょ?、、金田?、、
俺のために、セットに細工を、、?、、。
、よくやってくれたね、、だけど、、、結局櫻井は無事で、
難なく櫻井はMC収録したよ、、。代わりに大野が櫻井をかばって、あんなことに、、。
ああ、、そんなに落ち込むなよ、、。大丈夫。きっと大野は
目覚めるよ、、。(なんて言ってるけど、、。もししんだら、、?
金田は、、?)
━─━─━─━─━─
竹藤「、、大野も無事復活して、、、櫻井が活気づいてる。
また俺と櫻井の一騎打ちになった、、。このMCは何としても取りたいんだ。なあ、金田?、、いいだろ?もう一回。、、だって、あんたはもうすでに一度罪を犯したんだ。俺が考えた事を、あんたが実行する。あんたと俺はもう、共犯者だ。
、、、
俺がこのMCに抜擢されるために、櫻井にもう一度、脅しをかけてくれ、、。例えば、ちょうどMCが立つ当たりの照明が不意に落ちて
怖がらせるとか、、。な?、、いいだろ?、、金田?」
━─━─━─━─━─
竹藤「ああ、もう駄目だ、、。ことごとくあいつが俺の仕事をさらっていく、、。なぜだ?、、なぜなんだ?、、俺のどこがだめなんだ?
あいつより、どこが劣っている、、?いや、、違う。俺があいつに劣っているはずがない。、、。たかがアイドルだろ?、、アイドルがMCをするなんて、ただ話題性を取りたいだけなんだ。」
━─━─━─━─━─
竹藤「くそっ、、。あいつめ、。照明が落ちたあの事件で、怖がってMCを辞退すると思ったのに、、。なんで降りない?
なんでだよ?まだ俺の前に立ちはだかる気なのか?、、くそっ、、。」
━─━─━─━─━─
竹藤「なんでまた、あいつなんだ?、、、なんで、、?
いい加減にしてくれよ、、。俺の前からいなくなってくれ、、。」
━─━─━─━─━─
竹藤「金田っ、、俺、、咄嗟にあいつを突き飛ばしてしまった。
、、ああ、、、それは大丈夫、、。
誰も見ていなかったと思う。きっとあいつはこれで完全におじけづくだろう。、、それできっと、、今回こそは俺に出番が回ってくる。
さあ、こうしちゃいられない。番組の段取りを把握しておかないと、、^^。」
━─━─━─━─━─
竹藤「くそっ、、。なんで降りないんだ?なんでそこまでやろうとする?、、そんな、脚をけがしてまで、、。俺に回せよっ。
俺の方がうまくやれるんだ。、、なのに、、、畜生、、。」
━─━─━─━─━─
竹藤「金田っ。、、俺が櫻井を突き飛ばしたこと、大野が知っていた。
どこで知られたんだろう、?なあ、金田?、、どうしよう?俺、どうしたらいい?、、ああ、これが世間にばれたらもう、、再起不能だ、。
俺のアナウンサー人生が終わりを告げる、、。最悪だ、、。もうだめだああああ、、。」
━─━─━─━─━─
竹藤「そうだ、、。こうしよう。大野を拉致して、アイドルに致命的な
スキャンダル写真を撮るんだ。そしてあいつを脅す。それでダメージを与えよう。、、そうだ、、いい考えだろ?、、金田、、。段取りはこうだ、、。」
━─━─━─━─━─
竹藤「、、まさか、、今更おじけづいたんじゃないだろう?、、金田?
もう、あんたと俺は行きつくところまで行ってるんだ。
こうやって脅して取引をするしか、、ないんだよ。金田?、、
これで最後だ。俺に協力してくれ。
、、出来るよな?、、金田のおじさん?」
━─━─━─━─━─
それぞれの記憶が一気によみがえってきた。
最初、、無言で竹藤の言葉を聞いていた、金田、、。
しかし、、だんだんと悲痛になっていく竹藤を見て、
金田は、、一度だけだと、、魔が差して、、あの時に、、
竹藤のために、やってしまったのだった。
竹藤(、、、金田は、俺がフリーアナウンサーになってことごとく櫻井にMCを持っていかれた俺のために、、、いわば、犯罪に手を伸ばしてくれた。
、、、、
こんな、、、、俺のために、、。
、、、
だが、予想に反して、大野が代わりに落ちてしまったことで
、俺は、、あせった、。
、、、
でも、、幸いなことに大野が目覚めて、それによってさらに勢いづいた櫻井にまたことごとく仕事を取られていく俺、、。
、、、櫻井への気持ちが憎悪となって懲り固まっていった、、。
、、、、
俺はまた、金田に持ち掛けた。この人に、、最悪な形で、、甘えたんだ。)
金田「今回の、、数々の犯罪は、、、バカな親心を出したせいです、
、、、。本当に、、申し訳、、ありません。」
竹藤(、、違う、。)
竹藤は、思わず唇をかむ、、。
翔「、、。」
翔「、、、(そうだったのか、、。これで金田さんの動機がよく分かった。、、すべては、実の息子、、この竹藤を助けるためだったんだ。)」
翔は、この金田がなぜこんなに、親身になってここまでの犯罪を犯したのか、竹藤は、ようやくわかった。
しかし、では、この状況をどうすればいいのか、やはり警察へ行くべきか、許すべきか、翔は少し悩むのだった。
翔は、竹藤を見る。
眉間にしわを寄せ、うつむいている、竹藤、、。
生まれたときから宗太郎を父としてきた竹藤にとって、
これまでの苦労、、そしてがむしゃらにすがってきた父親が、
実は赤の他人だったことに、竹藤はショックを隠せないのだった。
竹藤(、、これまで必死に父さんにすがってきたけど、、
父さんにとって俺は、赤の他人だったんだ、、。
俺に、あんな態度をとってきた、、俺を息子として愛してくれなかった理由が今、はっきりと分かった。
、、
金田が、、本当の俺の、父親だったなんて、、。
、、、
だけど、、、、
、、
だけど、、それじゃ、、今までがむしゃらにやってきた、俺は、、?
、、、
金田だって、、母さんだって、、今まで何一つ言わないで、、
父さんだって、、俺に欺いたままで逝ってしまうなんて、、俺は、、父さんに認められたい一心で、、父さんに、、ほめられたい一心で、、それじゃ、、俺の今までの人生は、、、?)
現実に突き付けられた事実、、、。
竹藤の心の中で何かがはちきれそうになっていく、、。
やるせない思い、、今までの生活が全部、、無意味なのだと思えてくる、、。
、、、
これまでの金田のやさしさ、、、だけど、、
今までずっと、、自分を欺いてきた、、、、。
それも、、みんなして、自分を、、、。
竹藤「、、もういい、、。(だめだ、、頭がぐちゃぐちゃだ、。とにかく、く、ここから離れたい、、。)」
そう言って、竹藤はこの倉庫から出ていこうとする。
智「!、、竹藤、さん、、。」
ドアの前にまだ立ちはだかっている、智、、。
竹藤「、、どいてくれ、、。」
智「っ、、。だめだ、、。」
竹藤は強引に智を押しのけようとする。
智「あっっ、、だめだっ、竹藤さんっっ。まだ、話はおわっ、、!!」
竹藤の手を思わずつかんだ智、、。
一気に竹藤の思いが伝わってきた。
思わず手を放す、、智、、。
竹藤は、智を見た。
智「っ、、、。」
智の動きが止まる。、、、ただ、竹藤を見つめる、智、、。
、竹藤は、ゆっくりと智を押しのけ、倉庫のドアを開けた、、。
がこん、、、、がーーーー。
出ていこうとする、竹藤、、、。
金田「明夫っ!!」
金田の声に一瞬、立ち止まった竹藤、、。
竹藤「櫻井さん、、。」
翔「!、、はっ?」
竹藤「、、金田の、、おじさんを、許してやって下さい。
全ては、俺が、、仕組んだことだ、、、。金田は、、
俺に脅されて、、やっただけ、、。」
金田「ちがうっ!!明夫っ!!」
竹藤「、少し、時間をくれないか、、?
必ず、、、必ず、警察へ、行きますから、、。」
翔「!!」
金田「明夫っっ。だめだっ。違う。俺が悪いんだ。
俺がっ、、。」
竹藤(、、金田、、、。)
、、竹藤はそのままその倉庫を出ていくのだった。
金田「明夫っっ!!」