先日、Xで見かけて興味深いというか、参考になる数字だなと思った話題です。
 

 

株価や指数が大きく下落すると、いわゆる「買い場」ということで資金を追加投入して割安となった株式やETF・投資信託などを買い増すということを戦略的に実行している(あるいは実行するつもり)という人は結構多いと思うのですが、どの程度下がったら買いに向かうかというのは人それぞれ基準が違うのかなとも思います。

 

そんな基準を考えるとき、このあたりの数値は参考になりませんかね?

 

24年の中で前月比-10%は…

S&P500で9回=3年に1回強

全世界株式で7回=4年に1回弱

 

前回比-5%は…

S&P500で43回=年あたり2回ほど

全世界株式で40回=年あたり2回ほど

 

と考えると、前月比-10%を買い増しの基準とするなら、そのための資金を3~4年程度寝かしておく必要があるので、安いところで買えることによるメリットと(無リスクもしく低リスクな資産として保有しなければいけないことによる)機会損失のデメリットを天秤にかける必要がありますね。

 

楽天市場

 

前月比-5%を基準とするなら半年に1度程度、買い増しの機会が訪れますから機会損失の危惧は小さくなりますが、それほど大きく下がっているわけでもないので、安値で買うことによる運用の効率化という点では効果は限定的かもしれません。

 

というようなことを考えると、結果として安値になった時に買い増すという戦略自体の有効性はどこまであるのかなぁとも思いますね。

 

僕も含め、それほど潤沢に資金があるわけでもない個人投資家の場合、長期の中での成長を前提とするなら資金が確保出来しだいリスク資産に投入するのが(資産の長期での成長を前提とするなら)正解ですから、いずれ起きるかもしれない下落相場に備えて資金をプールすることはあまり効率的ではないのかもしれませんね。

 

ただ、下落時に何もできないのは口惜しいと思う(僕なんかはまさにそうです)人なんかは、積立てという投資方法を選択することで、市場の状況はどうあれ余計なことをせずにほったらかし投資に徹することができるという意味では良いのかもとも思います。

 

ここらはまあ、個々人の感覚的なところもあるので、しっくりくるところで取り組むのが、(効率性云々はさておき)精神衛生上はよろしいんでしょうね。(;^_^A

 

 

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