「と思った」とタイトルに書いていますが、実際にやってみて(8月早々の大きめな下落を食らい、その後も回復しきらず下落している局面を経てもなお)、とりあえず放り込んでおいても良いのでは?と自身の耐性を確認できたという話です。

 

ですから、最初に書いておきますが「余剰資金」の性質にもよりますし、何よりも自分自身のリスク耐性・許容度なんかによっても感じ方は違いますと思いますので、悪しからず。

 

 

さて、本題です。

7月の取引実績について、以前書いたブログ記事です。

 

 

6月に解約した生命保険(終身保険)の解約返戻金については大半はすぐにオルカン購入に充てたけれど、残りについては来年のNISA成長投資枠の購入時に一時的に必要となる現預金としてキープしていました。

 

現状、NISAは成長投資枠もつみたて投資枠も特定口座のオルカンを売却して、その資金で購入する(特定⇒NISAへの引っ越し)という形にはしています。

その際、基準価額変動に伴う損益の発生を避けるために同日の注文となるようにしています。

(売却益に対する税金は発生しますが、同じ基準価額で売って、買ってとなります)

 

このようにする場合、売却して得る資金が買付余力に反映されるのは約定後となってしまうため、同じ日に購入するためには現金で買付余力を確保する必要があります。

 

この買付余力とするために現預金としてキープしていました。

前述の通り、元をただせば生命保険ん解約返戻金の一部で、その金額は60万円です。

資産全体を見たときに60万円ってそれなりのまとまった金額ですし、(まあ当時は年初から株式は国内外ともにアゲアゲな状態でしたしね)現預金として半年寝かしておくのはいかにももったいないという考えの中で、オルカンの購入をしました。

 

 

上記のように、来年のNISA成長投資枠の買付のタイミングでは売却して現金化する必要がありますが、まあ年末までにいくばくかでも(1%でも2%でも)増えるなら銀行預金として置いておくよりは良いでしょうという判断だったんですが……

(実際にはこの購入前から保有していたオルカンと口座の中では合算されてしまいますので、売却時に「この投資信託はいついくらで買ったもの」と認識できるわけではないですけれどね)

 

上記の通り、この購入時の基準価額は26,859円でした。

https://emaxis.am.mufg.jp/fund/253425.htmlより

 

まあ、結果論ですけどね。

約定した7/8の前日がオルカンの直近最高値(真ん中少し左側で鬼の角のようにピコっと飛び出ているところ)ということで、この7/8の基準価額もほぼ直近最高値のような金額での購入となってしまいました。

 

基準価額的には8/6の22,688円でいったん底を打ち、その後回復傾向になるかなぁと思ったんですが、為替の影響(円高)が大きいかなと思いますが、その後戻しきれずという感じで、9/13日時点で23,849円となっています。

 

ということで、この7/8に約定した60万円分については、基準価額で約3千円のマイナスになっています。

 

ここでこの記事のタイトル、「余剰資金はとりあえずリスク資産に入れておけば良いのでは」についてなんですが……

 

この事態を受け(高値で買ってしまって、その後下落してしまったことについて)「あらあら、やっちゃったねぇ」という感じは確かにあるんですが、あんまりネガティブな感情ではないんですよね。

 

こういう事態に至っても、それほどネガティブにならずにいるのは、もちろん一番大きいのは自分自身のリスク許容度の範囲内に収まっているということではあるのだとは思うのですが、単にそれだけでなく仮に資金を投入後下落しても自身を納得させられるということを前提としての行動だったと思うので、そのあたりの話を書いておこうかなと思います、

 

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まず、特定口座で保有しているオルカンについては、NISA口座に資金を移動させる(投資信託の引っ越しを行う)際に、上記の通り同時もしくは近い日に売買するならば、その時点で安くなっていれば安値での売却になる一方、NISA口座側では安く買えることになるので、年間の投資枠(上限金額)があるNISA口座の場合、その枠を使い切る場合はより多くの口数を購入することができ、非課税で保有できる口数を多くすることができるというメリットが生じます。

 

すなわち、いずれNISAに回す待機資金なのであれば、まずは特定口座に入れておけば、暴落しようが暴騰しようが心穏やかにいれるんじゃないかなと思うんですよね。

 

例えば、一定期間(今回の僕の場合で言えば6ヶ月間程度)現預金として保有していた場合、(銀行金利程度は利益出ますが)期間経過後も手元の現預金はほぼ金額が変わらない一方で、仮にこの期間中投資信託の基準価額が上昇した場合はそれを眺めていることしかできません。

 

一方、特定口座でリスク資産に投入していた場合、基準価額が上昇すればその恩恵を享受できます。

また、前述の通り、その時に基準価額が下落していたとすれば、「安く買える」ということで、買い替えによる損得は生じないんですよね。

 

ただし、今回のように買った直後に下落した場合は(実際にNISAで購入する来年早々までにどうなるかはわかりませんが)、当然現預金で保有していた方が(金額が減らないという意味において)有利だったとは言えますが、それはあくまで結果論です。

 

もちろん、投資に充当する資金については損失が生じたことをもって即時に日々の生活資金や近々に必要となるお金に対して影響するものであるなら、こういう投資行動はNGだと思いますが、長期的には上昇すると考える資産(インデックス)に投資するというスタイルを前提とするなら、いずれ長期投資に投入する予定の資金についてはとりあえずリスク資産化しておいた方が投資スタイルとの整合性から見ても妥当だと思います。

 

そういう考え方(上がった下がったは結果論)ができる人や条件で、投資に充当できるまとまった現金があるなら、機会損失を発生させないためにも特定口座でも良いのでリスク資産として投入しておいた方が良いのかなぁという感覚です。

 

(まずNISA口座でしょってのは確かにありますが、年間投資枠が残っていない場合なら特定口座でも構わないと思います。課税されるのは利益が出ている場合ですから、それは売買手数料的なものと割り切れば良いのかなと思います)

 

少しでも損失が生じることは避けたいという考え方の場合は、受け入れられない感覚だろうとは思いますけどね。(;^ω^)

(そこはまあ人それぞれということです)

 

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