先日こんな記事をアップしていましたが……

 

 

この後、まさかのバイデン氏辞退からの現副大統領のハリス氏出馬という流れに。

大統領選、何が起こるか分からないものではあると認識しつつも、衝撃のテレビ討論会、トランプ氏暗殺未遂、現役のバイデン氏撤退とか情報量多すぎだろうと。( ̄▽ ̄;)

 

 

そして、国内での報道やアメリカの報道をSNS経由で見聞きしている感じだと、このままハリス氏が正式に候補者指名という流れだと良い勝負になりそうだという雰囲気ですね。

 

ハリス氏の能力、実績について問題視する向きもあるようですが、トランプ氏の1期目は完全に素人でしたがそれでもまあ大統領できていたわけで、周囲のスタッフ次第なんじゃないかなと思います。

 

民主党内はほぼまとめられるような状況になってきているようですし、この先無党派層に訴えかけられるようなキャッチーなスローガン(オバマ氏の「Change Yes We Can!」的なもの)を打ち出せれば意外に優位に戦える状況になりそうな気もします。

 

トランプ氏、支持者からはゆるぎなく支持されている反面、「大統領当選は(他の誰がなっても良いけどトランプだけは)阻止すべし」という絶対的なアンチも相当数いるでしょうし、ゴタゴタを経て残り時間も少ない中で団結して乗り切らなければならないという民主党内の危機感が良い方向に化ける可能性もありそうな感じがするんですよね。

 

まあ正直なところ、「面白くなってきやがった」(by次元)ではありますねー。
 

さて、それはさておき本題は、AERA dot.の記事からです。

 

 

2024年1〜3月に主要ネット証券5社の新NISAで買われた東証ETFで、買い付け金額が多かったベスト20のランキングです。

 

AERA dot.より

 

記事中触れていますが、投資信託で上位を占めていた全世界株式(オール・カントリー)や、米国株式(S&P500)といった海外の超メジャーな株価指数に連動するETFがベスト5には入っていません。

 

投資枠があるNISAの場合、ETFのように分配金が出る場合は再投資の手間やその際に余分に枠を消費してしまうというところもあり、全世界株式や米国株式というメジャーどころに投資するなら信託報酬の低いインデックス投資信託買って置く方が合理的というところでしょうかね。

 

ただ、自ら高配当系の日本株ETFを購入・保有しておいてなんなんですが……

現状、(商品次第ではあるんですが)投資信託とETFを比較した時にETFの優位性ってあんまりないような気がするんですよね。

 

一般に投資信託に比してETFの方がメリットがあると言われるポイントがいくつかありますが、NISA口座に限定するならば、NISA特有の制限もあって、それらのメリットを享受できなくなってるように思います。

 

・低コスト(信託報酬が低め) ⇒ 昨今の投資信託の低コスト化の流れの中で特にインデックス投資信託・ETFの場合は投資信託の方が信託報酬低いものが多く、対象となるインデックス等によってETFだから有利とはかならずしも言えなくなってきてる。

 

・リアルタイムに取引所で取引できる ⇒ NISA口座は頻繁に売買するのには不向き(年間の投資枠がある・損益通算できない)であり、中長期での投資が有利なためリアルタイムでの取引のメリットはあまり無い。

 

・分配金が出る ⇒ まあこれはETFのメリットと言えるかどうか(運用の効率的には)微妙です。特に投資枠に制限があるNISA口座では手動で再投資しなければならず、また再投資は投資枠を消費してしまうため枠の利用効率は悪くなる。

 

・分配金はインカムゲインに限定される ⇒ 元本を毀損しないという意味ではポジティブ要因だと思いますが、今後の日本企業の分配金に対するスタンス次第では分配利回りが安定しない要因になるかもですね。
 

僕自身がETFを保有している理由は以下のようなものです。

 

取り崩しについてアレコレ考えずに自分年金として分配金を受け取るというスタイルが、老後の判断力が鈍っていったり、取り崩しに対する恐怖感(死ぬ前に使い切ってしまう)を緩和できるのではないかということで、老後は高配当ETFを一定程度保有する予定ではいます。

ただ、いざ老後になった時に(例えば資産の半分を)高配当ETFに振り分ける決断をするためには経済状況が良いときも悪い時も(その時に基準価額と分配金が)どういう動きをするのかをホルダーとしてリアルに経験しておきたいといった感じです。

 

そのうえで、同じように分配金が出る高配当国内株式の投資信託もありますが、そちらは法的にはキャピタルゲインや元本にも手を着けて見た目の分配利回りを維持しようとする(いわゆるタコ足配当)という運用が可能なので、真の意味でほったらかしにできるか懐疑的なので、現状としてはETFの方が良いかなと思っています。

 

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閑話休題。

ということで、特にNISAではETFで運用するメリットってあまりないというのが個人的な意見ですが、そんな中でもETFを購入しようというところにホルダーの皆さんの強い意志を感じたりもします。

では、そんな皆さんが何を買っていたのかというと……

 

トップは僕もオルカンと並べて買い進めている(金額的にはオルカンの方が多いですが)【1489】NF・高配当50でした。

おそらくですけど、僕みたいな考え方というよりは、現在もしくはもうすぐに年金生活に入る方が非課税でインカムゲインを得られるという狙いかなぁという感じがします。

 

僕みたいに、お試しで……という方もいるでしょうかね。

例えば10万円くらい買っても年間で得られる分配金は3~4000円程度ですから、分配金を得ていると実感を得るにはちょっと物足りないので、そうはいっても数十万以上は保有したいだろうと思いますから、それもそれなりに購入額につながっているかも。

 

そうでなくても、新NISA開始前あたりから高配当株人気も地味にあったし、NISAで高配当株投資というテーマのネット上の記事や書籍なども散見されていますから、シンプルに高配当株をETFでまるっと手間なく保有するというニーズもあるのかもですね。

 

それ以外に目立つのは、米国のテック系を主体としたものとインド株式、いずれも今後の成長性に期待をするETFかなというのが上位に入ってきていますね。

 

あと、トップの【1489】もですが、そのほか2位の【2644】グローバルX半導体関連・日本株式ETFとか5位の東証REIT指数に連動するものとか、8位と9位にも日本株式を対象としたETFが入っていたり、国内アセットを対象としたものが上位に入っているののはETF独特な感じがしますね。

 

このあたりは為替リスクを避けつつ安定的な分配金を得たいというニーズなのか、投資信託ではコアとしてオルカンや米国株式(S&P500)で成長性を狙いつつ、サテライトとしてETFで国内アセットを押さえておくことで安定感を狙う、的な感じなのかなぁとか、人の考えていることですからわかりませんが、なんとなく妄想しています。

 

まあ、ともあれ……

オルカンと日本株高配当ETFでNISAを埋めようとしている僕のやり方は、一工夫したつもりでしたけれど、意外にありがちなところに落ち着いたということなのかもなぁとなんか残念な気持ちになっています(あんなに色々考えて決めたのに、的な(;´Д`))。

 

 

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