リアル媒体とデジタル媒体と両方で同じ雑誌名を冠してるものって結構あると思うんですが、リアル媒体のイメージと違って地に足が着いた記事を掲載しているなぁと思ったのが、以下の記事。
FRIDAYって言わずと知れたゴシップ誌のイメージですが、これはなかなか良記事だなと感心しました。
4月は米国株式の指数は軟調でしたが、円安が進んだこともあり、円ベースの投資信託の基準価額ではそれほど痛みが無く、またここにきてドルベースの指数も回復基調で為替も多少不安定ながらも円安圏内にあるということで、ドルベース、円ベースともに最高値を更新しつつそのあたりをキープしている状況です。
https://nikkei225jp.com/nasdaq/より
S&P500の指数のチャートです。3月下旬の高値から4月にはいったん下げましたが、その後回復してきて上昇基調にあるように見えます。
https://emaxis.am.mufg.jp/fund/253266.htmlより
一方、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のチャートを見ると4月も落ち込みは控えめで、下落ではないものの横ばいだったという印象になります。
ことほど左様に、円建ての基準価額に対しては為替の影響が一定程度あると言えます。
この先為替がどのように変わっていくのかはわかりませんが、少なくともここ30年ほどの中では大きく円安になっている状況ではあり、いずれは現状よりも円高になっていくと予想されています。(いつどの程度までというのはわかりませんが)
冒頭のFRIDAYデジタルの記事では10%円高になった場合のS&P500や全世界株式のインデックスに投資する投資信託が円ベースの基準価額がどのくらい下がるかと試算しています。
仮に指数が変動することなく円高になれば円ベースでの基準価額はそれに伴い下がるわけです。
現状は株価自体が上昇基調にある中で円安環境にあるということなので、株価以上に下駄を履いている状況なわけですし、それについては心づもりはしておく必要があるでしょうね。
オルカンであれば通貨分散されているからドル円相場の影響は限定的なのかなというイメージでしたが、記事中あるようにドル以外の通貨であっても「円を、ドル以外の通貨と取引するとき、基本的には、まず円でドルを買い、そのドルを使ってもともと買いたかった通貨を買う。」という取引になるため、ドル円の影響を相当程度受けるということのようですね。
まあ、このあたりは基準価額の動きを見ているとそういう感じは確かにします。
一方で、長期で見れば株式投資における為替の影響は限定的という記事も以前このブログで紹介しました。
短期的には為替の動きに惑わされることなく、長期ではリターンが期待できるものと考えて投資を継続していくことが重要であるということは改めて押さえておきたいところでしょうかね。
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