実はずいぶん前から気になってたんですよね、表題の件。

 

 

ザックリとした話としては「投資信託 基準価額 いつ決まる?」とかって検索すれば証券会社などが説明してくれてるのがいくつも見つかります。

 

例えばSBI証券とかだとこんな感じ……

 

 

このSBI証券の説明も含めて、多くは「海外に投資する投資信託の場合は前日の市場終値と当日の為替レートにより決まる」「国内に投資する投資信託の場合は当日の市場終値による」という説明かと思うんですが、じゃあオルカンみたいに海外も国内も投資対象としているファンドは?と思ってたんですが……

 

灯台下暗しですね。最初に投資とか始めた楽天証券のサイトの「基準価額が決定するタイミングは?」の項に掲載の図に答えが書かれていました。(;^_^A

 

 

国内については前述の通り、当日の市場終値で決定します。

 

図はいずれも、https://www.rakuten-sec.co.jp/web/rfund/guide/timing.htmlより

 

海外市場に投資(運用)するファンドの場合の図に、ちゃんと「国内市場の対象資産の当日終値等」と書かれていますね。

 

つまり、オルカンのように海外市場と国内市場の両方に投資する場合は「海外に投資する投資信託の場合は前日の市場終値と当日の為替レート」に加えて、「当日の国内市場の終値」によって決定されるということですね。(注)

 

(注) 野村アセットマネジメントのサイトでは、「基準価額の計算方法はファンドごとに異なりますので、各ファンドの請求目論見書の「資産の管理等の概要」の「資産の評価」をご確認ください。請求目論見書は、販売会社に請求して入手できるほか、運用会社のホームページに掲載されています。」とあります。原則論としては上記楽天証券のような説明で良いのかと思うのですが、最終的には(自分で確認したいという場合は)ファンド毎に確認してくださいませ。

 

ということなので、約定当日の国内市場の終値が決定するまではオルカンのような投資信託は基準価額を決める要素は確定していないということになります。

 

交付目論見書(使用開始日2024.1.19)よりキャプチャ

 

もっとも、オルカンの場合に関して言えば、60%以上が米国株式で、日本株式の割合は6%未満ということを考えれば、前日の米国市場(日本時間の朝に終値決定)の影響が大きいので、前日の米国市場と当日の為替(おそらくは10時ころに決まる仲値)を見ればどのくらい上がるか下がるかはだいたいわかるという感じではあるのでしょうけれどね。

 

基準価額が決まる要素が確認できたとて、オルカンも含めて海外市場に投資している投資信託については、締め切り(15:00)までに注文を出したとしても約定は注文翌日の夜で、その約定単価は(日本時間で言えば)注文日の翌朝までの海外市場+翌日の為替+(国内市場に投資している場合は)翌日の国内市場によって決まるので、注文段階で(なんとなく上がりそうかな?下がりそうかな?という予想はあったとしても)分かるわけではないのですけれどね。

 

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ただ、注文から終値決定までの間に、市場動向に影響を与えそうなイベント(重要指標等の発表だったり、(アメリカで言えば)FRB会合とか(日本で言えば)金融政策決定会合とか)がある場合は、その影響を考えて注文のタイミングを計るというのはアリなのかもしれませんね。

 

(僕自身は色々考えてやっても当たったり外れたりという感じなので、最近はもうエイヤっで予定していたタイミングとか思いついたタイミングとかで注文すれば良いのじゃないのという心境に至りつつありますが……。どのみち、ランダムに発生する「損した」「得した」ってのは、取引の累積回数が多くなれば平均化されてしまうでしょうしね。)

 

以上、気になっていたことがわかましたという話でした。

ただ、楽天証券の基準価額の決定に関する説明は何度も見ているはずで、おそらくはそこでなんとなくは理解していて、国内株式については当日決まるよなという認識はしていたんですけどね。しっかりした根拠が自分の中になかったので一応確認できました、ということで記録しておきます。

 

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