根拠はないんですが……

円安進行に対する何らかの動きがあるかなぁと思っていた日銀会合ですが、とりあえずサプライズは無しでしたね。

 

その流れを受けて、現在(4/27時点)ドル円は158円前半まで円安が進んでいますが、さてどうなりますかね。

 

保有資産については、4月中旬にかけての国内外株式の下落を受けて評価額が下がっていた投資信託等も(株価・指数も戻りつつありますが)円安で基準価額も全体に上がってきて、月~火曜日の動き次第でまだわかりませんが4月については±ゼロ前後くらいで終われる感じでしょうかね。

 

 

さて、今日は債券について……

日銀の方向性としては金利政策については緩やかなものになるという感じですし、こうなると国内債券の利回りもじわじわとは上がるとしても、しばらくは現状からあまり変わらずという感じになるでしょうかね。

 

 

先日、リスクとリターンの関係の記事を書く時に参考にさせてもらった水瀬ケンイチさんのブログ。

その参考にさせてもらった記事の続きですね。

 

強引にポイントをまとめると……

 

・アセットアロケーションの肝は日本債権

・値動きの違う株式と債券を組み合わせることによる分散効果でリターンとリスクをコントロールすることが可能

・起こりうる最大の損失を把握して、自身のリスク許容度に合うアセットアロケーションを選択すべき

 

という感じでしょうか。

 

株式と債券は逆の値動きをしがち(相関係数が低い)アセットの組み合わせなので、リスクが低減できるというのは教科書通りの話です。

 

実際、投資信託のチャート見てみると以下のような感じです。

 

 

上はeMAXIS Slim国内株式(日経平均)、下はeMAXIS Slim国内債券インデックス2018/2以降のチャートです。(2018~なのは国内株式の設定が2018/2なので比較するために国内債券も揃えたため)

 

確かにある程度以上の期間で見てみると逆相関している(一方が上がれば一方が下がる、またはその逆)になっていますね。

 

ただ問題なのは……

この期間中の騰落率を見ると、国内株式が81.55%なのに対して国内債券は-5.62%とマイナスになっていること。

騰落率自体が劣後するのは、株式と債券というアセットの違いからすれば当然のことですが、さすがにマイナスになっているのはねぇ……

 

この期間中、前半は金利がほぼ0%で下がる(=債券価格上昇する)余地が小さかった一方で、後半は金利がじわじわ上昇してきたので債券価格は下落していましたから、しょうがないといえばしょうがないんだろうとは思いますが……

さすがに、これだと小さいながらもリスクがある資産の債券クラスに資産を回そうという気にはなれず、現預金で保有している方が(減らないだけ)まだマシという判断になっています。

 

逆に言えば、リターンが0もしくは小さくてもプラスが確保できるのであれば、株式とのセットで保有する意味はあるということにもなります。

 

債券については、金利が上がれば価格が下がる(≒投資信託の基準価額下がる)、金利が下がれば価格は上がる(≒投資信託の基準価額上がる)という関係ですから、金利が下がる余地が一定程度あるという状況になれば債券クラスであってもプラスのリターンを期待できるはずです。

 

上の国内債券のチャートを見ると2018~2019年末あたりでは基準価格が上昇しています。

 

このあたりで金利がどのくらいだったかを確認してみます。

日本相互証券株式会社のサイトでデータが公開されていました。

 

https://www.bb.jbts.co.jp/ja/historical/marketdata01.htmlより

 

このグラフを見ると当該期間は長期金利はマイナスになっていたんですね。

最大で-0.25%まで下がっていたようです。

 

だとすれば、0.25%程度の下げ余地があるのなら国内債券を持っていても良いのかなという感じがします。

そう考えると、この一ヶ月で0.7~0.9%程度を推移しているので、十分に下げることができる余地はあるように思います。

(あくまで数字の上での話で、金融政策において何がしか存在しているであろう意図は考慮していません)

 

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ただ、現在はマイナス金利解除から正常化しているプロセスだとすれば、しばらくは緩やかにせよ上昇していく感じがして、金利が上昇すれば債券価格は下がっていきますから、しばらくは静観かなぁと。

円安に対して日銀がどう動くかもわからず、明確に利上げの方向性が出てくれば債券価格が大きく下がるということもあるかもしれない中であえて(小さいとはいえ)リスクを取りに行く必要もないかなぁという感じがします。

 

しかるべき為替や金利に落ち着けば、そこからは景気動向に対応してまともな値動きをする資産クラスになると思いますので、そうなれば保有する意味も出てくるかなと思います。

 

とはいえ、現状では特定口座では個人向け国債変動10年を保有していて、元本保証・最低利率保証という最強の無リスク資産だと考えていますので、あえて国内債券インデックスの投資信託を保有する意味はないでしょうから、保有するとすればiDeCoの中で現状定期預金での保有としている分を国内債券の投資信託にするかどうかという感じですね。

 

iDeCoの場合、保有投資信託が大きく値を下げたので追加で購入しようとしても、上限いっぱいの積立て設定をしている場合は資金の追加が制限される(積立て設定以上はできない)のが運用上のネックになります。

それに備えて、iDeCo口座の中で無リスクもしくは相対的に低リスクの資産を保有している意味はあるのかなと最近考えているので、元本割れの可能性が低いのであれば、株式と相関係数の低い資産として国内債券インデックスの投資信託を保有する意味はあるかなと思います。

 

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