日本時間だと一昨日~昨日にかけて、CPI発表=インフレ収束の兆候見られず、を受けての一気の円安。

 

ここしばらく防衛ラインっぽかった152円をあっさり抜けて153円超えたりした後、152円台まで戻ってきたりしていましたが、昨日の午後には153円台に再び上がって以降は153円台がすっかり定着してしまいましたね。

 

 

今現在(4/12の20時過ぎ)153.2円台といったところです。

日中もほぼ同じくらいを推移していましたので、とりあえずこの水準で落ち着いている感じです。

 

これが行き過ぎた円安=いずれ円高に戻るのか、まだまだ円安になっていくのか、はたまた当面はこのあたりが落ち着きどころになるのかはわかりませんが、米国の利下げがあれば円高方向には向かうはずですが……(ただし、それがいつになるかは不透明になってきています)

 

どこが適正水準かなんてことはわかりませんが、僕の現状についていえば大半の資産が為替の影響を受ける状態ですので、この先しばらく(数か月~数年程度の間)に為替が動くかもしれない幅は意識しておいた方が良いかもなあとふと思いついて、「為替 歴史」で検索して見つかった記事です。

 

 

少し古い(2022年10月にアップ)レポートですが、変動相場への移行後の流れについてわかりやすかったです。

 

 

このグラフは上記サイトからの引用です。

 

レポートの発表された2022年10月というと、アメリカの金融引き締めが進み急速に円安ドル高が進行していたあたりですね。

当時の為替は144円台~149円台といったところでしたが、以降少し円高に戻ったけれど、2023年年明け以降はまたジリジリと円安が進み今に至るという流れです。(途中2023年年末から年明けあたりで利下げ期待が膨らんで一時的に円高傾向になった時期アリ)

 

このレポートの最後には以下の通り書かれています。

 

「ドル円相場のトレンド転換は、1970年代から1990年代までは、「国際通貨協調」や「米通貨政策」など、2000年代以降は、「金融ショック」、「米金融政策」、「米経済政策」などが、きっかけになったと考えられます。足元のドル高・円安のトレンドが転換する場合、今回は「米金融政策」が焦点になると思われ、インフレ沈静化→利上げ一服→ドル安・円高、という展開が想定されます。」

 

(アメリカの)インフレが沈静化していない現状を鑑みると、「米金融政策」が主たる要素で為替が変動するという状況に未だあるということになりそうです。

レポートでは、利上げ一服までここまで時間がかかる(なお見通しは立っていない)とは思っていなかったんじゃないかなという感じで、金利だとか為替だとか、先を読むのは難しいのねと思います。

 

ただ、米金融政策が焦点というのは、ここ数日の動きを見ているとまさにその通りですね。

 

さて、では冒頭の話に戻って、どのくらいの振れ幅を見込んでおけば良いかなぁというところですが……

 

さすがに20年も30年も遡って考える必要はないと思いますが、かといってコロナ以降の動きだけだと(環境が特殊過ぎる感もありますし)ちょっと極端な動き過ぎるかなというところでしょうかね。

そういうあたりを踏まえて、自分の中で腹落ちする期間ってのを探すと……

 

上のグラフに書かれているチャイナショック(2015~2016年)で円高になった2016年にから今に至る、10年弱がここしばらくの通常運行の範囲かなぁと。(例によって根拠は無いですよ、自分の中で納得できるかどうかが判断基準です)

 

この期間で見ると2016年の夏ごろが円高のピークでは101円あたりですね。

そうすると101円~155円(現状プラスα)あたりをとりあえず考えておけば良さそうな感じがします……って、結構幅あるなぁ。( ̄▽ ̄;)

まあ、2020~2021年あたりで103円くらいだった期間もありますから、このくらいの振れ幅は想定しておいても良いのかも。

 

もっとも、2022年のこのレポートが書かれたくらいの時点でもありましたが、昨今もまだまだ円安になる論もまたでてきていますし、そうなる可能性も当然0ではないですけどねぇ……

極端なのだと、そんなに遠くない時点でも200円以上になるとか……(;^ω^)

 

円安方向へどこまで行くかはさておいても、数年程度の期間の中でも100円あたりまで円高になる可能性というのはそれなりにあると思っても良いのかなとは思います。

 

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円高になれば海外株式の投資信託が大半の我がポートフォリオはそこそこ影響を受けることは想像に難くないわけで、そうなっても「想定内」と受け流すくらいの余裕は持っておきたいところです。

 

当面、インフレ退治のための金利動向とそれに伴う為替の変動は結構急激な動きがあるかもしれませんが、いずれ落ち着くところに落ち着くわいというスタンスで行きたいと思います。

 

 

昨年11月にアップした記事ですが……

 

「歴史的に振り返ると為替変動率は株価変動率に比べて控えめで、為替変動だけで株式の値上がり益が吹っ飛ぶという事態は、そもそも頻繁に起こるものではない」

「株価の動きのダイナミクスに比べ、為替の変動が緩やかなものであることは過去のデータから判断できます」

それを受けての結論、

「為替よりも株価の変動を予測することの方がリターンを追求する上での重要度が高い」という勘所だけ押さえていただければ大丈夫です」

 

このあたりを改めて確認しておきたいところですね(^^♪

 

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