今の勤め先は65歳が定年です。

今のところは定年退職まで勤めたら、(アルバイト程度はするかもですが)基本的にはリタイアしたいなぁと思ってはいます。

(定年退職まで雇ってくれるかという問題はありますが……(;´Д`) )

 

 

さて、そう考えると50歳手前から始めた僕の投資というのは、リタイアまでに経過する時間はだいたい15年と少しということになります。

 

さて、これは世間で良く言われるところの「長期投資」に該当するのか否か。

 

一般的に長期投資というと、最低でも10年以上、よく見かける意見としては15~20年以上くらいでしょうか。

まあ、その論に従うなら長期投資と言っても良いのかなと思いますが……

 

長期投資のもつメリットを享受するのにこの期間は十分なのかどうかというところを改めて見てみましょうかね。

 

 

この記事で取り上げられている投資期間に対してのリターンを見ると、以下のようなものです。

 

 

これでいくと、投資期間10年以上になるとリターンはほぼプラスになり、20年ぐらいになると最低でも4%~10%前後に収斂してきて安定的なプラスのリターンが得られるという感じですね。

(年率ですから、期間中にマイナスになる年もあるけれど、均すとプラスのリターンになる、という意味です)

 

もちろんアセットにもよりますが、適切なインデックスに投資した場合はだいたい似たような感じになるんではないでしょうかね。

今まで見かけた、投資期間が長くなった場合にリターンがどうなるかという同種のデータでも、だいたい15~20年以上になると安定的にプラスのリターンが得られるという結果がでている印象です。

 

明確な定義はたぶん無いんだと思いますが、長期投資=安定的なリターンを得られるということを意味するのだとすればこのあたり、最低10年以上、15~20年程度(以上)が長期投資に該当すると考えても異論はあまり無いんじゃないでしょうか。

 

さて、ネットに転がる情報を見ていると、50歳くらいになってしまうと、残された時間が短いので、もう投資をしても意味がないんじゃないか?という疑問を持つ方がいたりもするようですね。

 

あるいは、投資を始めようとする人に対するアドバイスとして、50歳以降は運用期間が残り少なくなっているので、安定したリターンを得られる長期投資は難しいので投資はやめておいた方が良いというような意見もあったりするようですね。(特に知恵袋的なのとかヤフコメとか、まああんまり質の良くないコメントを見かけがちなところで)

 

リスクに対する考え方が人によって違いますし、その人の置かれている環境・背景にもよりますので、「人それぞれ好きなようにすればいいんじゃない」がFAであるわけですが……

 

もちろんのこととして、実際にどれくらいそういう人がいるのかわかりませんが、退職金の大半を銀行や証券会社に勧められるがままに、あまり筋の良くない投資信託や金融商品に投資して損をするという可能性はありますので、それなりにちゃんとした情報を手にして自身で適切に判断する、ということは最低限必要なことだとは思います。

 

そのあたりを踏まえたうえで、上記の長期投資のメリットが得られる可能性が高そうな10年以上継続して投資をする期間がとれるなら、可能な範囲で投資をすることは効果的な老後の資金形成につながる可能性は相当程度高いとは言って良いんじゃないかなぁと思います。(損をするリスクが無いとは言いませんよ、もちろん)

 

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ネット上の情報を見ていて、よく疑問に思うのが、例えば「60歳定年、現在50歳」という設定で投資期間は10年しかない……的な話って見かけることもあるんですが、それに対して思うのは「いやいや死ぬまでリスク資産を保有しつつ取り崩していくなら投資期間は死ぬまでの年数なんじゃないの?」というところ。

 

取り崩しつつも一定の利回りを期待してリスク資産を保有し続けるなら、その期間も当然に投資期間になると考えて良いと思うんですよね。

 

このあたりはそれこそリスクに対する考え方次第ではあるわけですが、ある程度リスクを抑える運用にする(わかりやすい方法としては半分は現預金=無リスク資産として保有する)とした上でリスク資産は取り崩しながらでも持ち続けることで、投資期間はより長く取れますし長期投資のメリットも享受できる(その可能性が高まる)んじゃないかなと思います。

 

若い人について、少額からでも良いので投資というものを始めることで時間を味方につけた資産形成ができるのでできるだけ早く始めた方が良いというのはいわずもがなですが、それなりに年が行ってからでも(可能な範囲で、でもできるだけ早く)始めた方が良いんじゃないかなという風に考える次第です。

 

もっとも……

じゃあ例えば70歳くらいの方(資産家と言えるほどではないけれど、それなりに余裕資金アリ)にも同じことを言うかどうかというと……

資産の状況やその人の環境、考え方次第ですが、一般的に勧められる話ではないかなぁとは思いますけどね(;^_^A

 

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