先週末、金曜日。
史上初の日経平均4万円超まであと10円まで迫って、その後の日経平均CFDの動きを見ると、まあ今日の前場の寄り付きで超えるよねという感じではありましたが……
↑日経平均が、40000円超え 9時0分 40,201.76円 日経平均株価 pic.twitter.com/Rr0YSYEBen
— 相場変動お知らせ (@GOLD_OIL) March 4, 2024
ほんとにあっさり超えましたね。
その後、徐々に下落しつつも後場の引けにかけて上昇する動きも見せていて、なかなか強いなという感じですね。
まずは4万円台が定着するかどうかというところが当面の見どころでしょうかね。
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ことほど左様に、株式相場なんてものは上がったり下がったりするわけですが……
コロナショックで特に週末、(出かけづらかったので)色々と考えたり手続きしたりという時間ができたことから始めた投資というもの。
始めた直後の2020年後半から21年にかけては、コロナショックからの回復基調の中で、金額は小さいものの順調に利益も出たりしていました。
しかし、何を購入していたかにもよりますが、2022年は投資信託界隈では結構軟調というか……
欧米の利上げにより株式↓、金利が上がったので債権も↓という感じでした。
ただ、そんな状況下でも日本だけがマイナス金利政策を貫いたことで、海外に資金が流れて円安が進み……
海外がメインの投資信託では、円建てで考えた場合はその痛みはだいぶ軽減されていました。
その後、2023年から外国株、日本株ともに上向きになり、2024年に入ってもその勢いは(色々と地雷が潜んでそうな雰囲気はありつつも)衰えていないという状況ですね。
なので、基準価額ベースでは大きく下がるという状況を今のところ経験していません。
さて、中長期の期間を通してみれば右肩上がりになるということを前提として投資しているわけではありますが、だからといって今の好調さが未来永劫続く……とはまあ思えないわけです。
では、これから先に下がった時にどうしましょうかと考えてみたので、一応記録として残しておきます。
「一応」というのは、「いつ」「どういう状況で」「どのくらい下がるか(下がりそうか)」「自分の資産状況はどうか」というところで当然対応は変わってくるとは思いますので、あくまで現時点ではこういう感じが合理的なのではと結論は出したけれど、たぶん今後変わっていく可能性が高いだろうし、その時々の判断という要素がそれなりに大きいだろうと予測しているから、ということです。
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結論から言うと……
「購入・積立ては予定通り継続するし、一定以上下がったら積み増す」という方針です。
要は、下落局面は絶好の買い増しのチャンスという考え方なんです。
ただ、基本方針はそういうことなんですが、いざ下落し始めたら「まだまだ下がるんじゃないか」「底はまだ先なんじゃないか」と踏み切れなくなる可能性はありますよね。
ということで、「ここまで下がったらこうする」というのを決めておこうかなと思いまして……
・積み増すのはスリムオルカン(特定口座)
・直近の高値(基準価額)から10%下がったら積み増し開始
・現状、特定口座での積立は5万円/月ですが、これに加えて5万円/月増額
・直近の高値に戻った時点で積増し終了
こんな感じです。
仮に明日10%下がったら、現預金の余力は少ないので、保有している投資信託のうち、先進国債券インデックスを取り崩して充当しますが、今年の年末になれば、去年末から購入してきている個人向け国債が順次解約可能(1年分の受取利息を返すことになりますが、それ以外はノーペナ)になるので、以降は(いざコト(暴落的な下降)が起これば)個人向け国債を必要額解約して充当していくことになります。
投資信託にせよ、個人向け国債にせよ、解約して現金化するには数日かかりますが、短期で売買するというスタイルではないですし、直近から基準価額が10%下がるとなると数日で戻るというのも考えづらいから問題ないかなと思います。(仮に戻ったなら、それはそれでなかったことにすれば良いわけですし)
以上のように決めた理由も一応書いておきます。
といっても、特に明確な根拠があるわけではなく、なんとなく自分で納得できるという肌感覚に基づいているルールなんですけどね。
まず、積み増す銘柄をスリムオルカンにしているのは、今後購入していくのは日本株の高配当ETFを除けば、これに絞っているからということになります。
直近の高値から10%下がったら……については、これはもう完全に感覚的なものですが……
10%下がるって結構デカい動きだよねぇというのは、少ない投資経験の中での感覚としてはあって、そんなに頻繁に起こらない感じがしつつも、明確に下げ相場になればあっさりそのくらいは下がるでしょ、というラインはこのくらい?
まあ、そのくらいの感じではあるんですが……
根拠としては浅いですが、Wikipediaの「株価大暴落」の項にはこうあります。
「暴落を数値化した定義はまだないが、数日間で市場平均株価の変動率 (%) が2ケタの低下をみせる場合が一般的である。」
なので、そんなに(一般的な感覚として)的外れでもないのかなと思います。
積立ての増額について……
現状とこの先3年くらい、NISA口座については既に利益が出ている特定口座の投資信託の利益部分を(税金を払ってでも)リセットして非課税口座に移すという方針でやってますので、NISA口座での買い付けはあくまでリスク資産の引っ越しに過ぎなくて、それとは別に特定口座でオルカンを購入していて、これが月5万円。
それに対して、下落局面でどのくらい増額するかというのはなかなか悩ましいところです。
そもそも、どのくらいの期間でどこまで下がるか、なんてのはわかるわけがないでしょうし、であるならば回復までに要するであろう期間の中で一定額を買い続けることが可能な金額に設定することが妥当かなと考えます。
仮に回復するまでの期間、一定額で購入をし続ければ、底値では(当然のことながら)買えませんが、回復までの期間の基準価額の平均値程度では買い付けることが可能なはず。
ここで問題になるのは回復するまでの期間、購入し続けられる金額はどのくらいなのかというところ。
こちらのサイトを参考にさせてもらいました。
上記リンク先からの引用です。
米国株式をベースに考えるのであれば、世界大恐慌はちょっと別格な感じではありますが……
ここ何十年程度のスパンで見れば、2007年の世界金融危機が下落幅と回復までに要した期間という点でラスボス的に考えおけば良いかなと思います。
このラスボス級の暴落に対する備えとしては、下落幅で₋50%(グラフは対数目盛です)、回復までは5年ということですから、5年間投資し続けることができる月額を考えておけば良いということになります。
今年の年末までに日常の生活費+α(生活の潤い)に加えてどの程度の資金を用意できるかと考えると、だいたい300万円くらいかなというのがスタート地点。
この資金を回復までに要する期間(5年間)で均等に割り付けると年額60万円=月額5万円ということになるので、その金額にしておきましょうということですね。
そして、直近の高値に戻れば、ともかくその暴落は回復したと考えてよろしいでしょうから、買い増しは終了です。
実際にはその時の自身の経済的な諸事情だったり、保有資産の騰落だったり、資産形成期が残りどのくらいあるのか、そのあたりの要因で判断していく必要はあるかと思いますが、この先5年間くらいはこのルールでやっていけば良いかなと自分で納得できるルールかなと思います。
そもそもの話として……
リーマンクラスの下落が来た時に今の通りの給与がもらえるか自体がわかりませんしね(;^_^A
まあ、長期投資という意味では、買い増しとかってことを考えること自体が姑息的ではあるし、現状やっている積立てをまずは維持することが大事だろうとは思いますが、いざ下落局面になったときに自分がどうするかを考えておけばあんまり焦ることもなく対応できるのかなと思う次第です。