タイトルそのままの記事を見かけました。

 

 

2/7公開、日刊ゲンダイの記事です。

 

あくまで僕個人はということですが、「アノマリー」っていうと、何となく都市伝説的なものって印象を持っています。

 

 

まあ、ここまで疑いの目で見ているわけではないですが(;´∀`)

あたるも八卦当たらぬも八卦的なイメージです。

 

この記事では、「アノマリーとは、理論的な裏付けはないものの、経験的にわかっている相場の規則性のこと。」と説明しています。

 

 

『「米国の相場格言に「Sell in May(株は5月に売れ)」があるが、これもアノマリーの一つだ。』に対して、『三井住友DSアセットマネジメントの「マーケットレポート」によると、1929年から2022年までの月間騰落率を検証したところ、S&P500は1月、4月、7月、12月に上がりやすい。反対に9月に下がりやすい傾向があるそうだ。』ということなので、確かに確率論的には5月に売れば利益が出やすいということなんですかね。

 

『「S&P500が1月に上昇した年の相場は強い」とのアノマリーもある。』ともあり、実際に昨年は1月上昇⇒年間通しても大きく(24%)上昇した年でした。

さて、今年はというと1月上がりましたよねぇ。

 

https://finance.yahoo.co.jp/quote/%5EGSPC/chartより

 

年明け1/2に4745.20でスタートして、12/31は4845.65で終了、2.1%ほどの上げ幅。

2023年ほど(約5.8%)ほどではないにせよ、上昇したので、今年も期待できるのかな?とワクワクしておきましょう。

 

 

こちらの記事は、山崎元さんの書かれたもので、冒頭の記事のようなシンプルなものではなく、もう少し高度な内容です。

 

最後の方、アノマリーがあるのだとすれば、市場はそれを織り込んで動くはずなのになぜそうならないのか、という問いは興味深いので、素人なりに頭の体操としても楽しめそうな気がします。

 

ただ、山崎さん自身が次のように書かれています。

 

『「高い時には、理由があって高いのだろうし、そうでない時も同様だろう。それに、短期的に買ったり売ったりするコストを考えて有効であり続けるほど筋のいい(強力な心理効果に根ざした)アノマリーだとも思えない。そもそも長期投資が有効なのだから、短期での売り買いを前提とするアノマリーには実用上の価値が乏しいではないか」と、自分の仕事を「投資家へのアドバイザー」であると考えて思うのである。』

 

ということで、長期投資を前提とするならあまりアノマリーによって投資行動を考えたり決定したりするのは非効率なことではあるのでしょうね。

とはいえ、市場の動きを理解する一つの要素だったり、月々設定されていた決まった日に購入するような積立て以外でのスポットで購入するような場合の楽しみの一つ(アノマリーを考慮して買って「当たった」「外れた」と一喜一憂する)みたいなものとして付き合っていくならアリなのかなとも思います。

 

実際、今年からのNISA口座が受渡日が基準になるので、昨年末のうちにはETFも(非上場の)投資信託も購入可能というのを利用して年末のうちに買える分だけは買っておいたんですが、特に国内株式の高配当ETFあたりは年明けから結構急に上昇したので「してやったり感」はやっぱりあってうれしいものです( *´艸`)

 

これなんかは、年末は長期休暇前の売りで下がりがち、年が明けたら買戻しが入る的な話を見たのが判断材料の一つではあります。今年に関して言えば、NISAスタートで盛り上がっているから年明けからヒートアップしたら買うタイミングを逃すかもというのもありましたけどね。(後者に関しては、当該時期は日本人が国内株を売り越していたという話ですから、要因としては的外れだったわけですが)

 

まあ、上がったと言っても長期で見れば誤差レベルといえばそうなんですけどね(;^_^A

そうはいっても長い期間の投資の中で、そんな楽しみもあっても良いのかなと思います。

そのためにも代表的なアノマリーは知っておいても損は無いんでしょうね。

 

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