少し前のものですが、プレジデントオンラインに掲載された記事からです。

 

 

昨年末からの狂乱とも思えるようなNISA推しの大合唱(もしくは、逆張り気味に合理性を欠いた批判や不安を多る記事)のオンパレードから、投資界隈のネット記事も落ち着きを取り戻してきた感のあった1月末ごろに公開された柴山さん(ウェルスナビCEO)による記事です。

 

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(地に足の着いた記事も昨年末からの狂騒に満ちた期間にもアップはされていたんですが、それ以上に玉石混淆かつ扇情的な記事が多かった印象でした)

 

ウェルスナビ利用者のデータをもとに、長期投資を始めたにもかかわらず最初の1年で挫折する方が多いとのこと。

含み損が出る、あるいは積上げてきたリターンが急激に減るような局面で挫折しがちということですね。

 

僕自身も2020年からiDeCoをとっかかりに、その後NISAや特定口座などを使って投資を始めたという、まあ新参者ですが、その経験だったり肌感覚からも「そういうことあるよねぇ(;´∀`)」と共感するし、そこを乗り越えないと長期投資って精神的につらくなるよねぇと思います。

 

そもそも、2020年~というタイミングは、コロナショックで全世界的に経済が落ち込んだところで、ここで市場に参加すれば上がり代はどう考えても大きいわけし、ここが(投資を始める)チャンスだという判断がありました。

 

(まあ、新型コロナ絡みで外出しづらい状況で色々と調べたり考えたりという時間的な余裕もありましたしね)

 

という経済的な背景もあって、2020年に投資活動をスタートしてからはしばらくは順調でした。

ただ、最初のころは積立てのみのスタイルでしたし、その積立額もiDeCoとつみたてNISA合わせて月5万円ほどでしたから含み益の金額もそれなりという感じで推移していました。

 

 

例えば、iDeCoの投資額、評価額、利益のグラフだとこんな感じです。(2020年~直近まで)

色々、自分なりに目安にしている線を入れたりしていてごちゃごちゃしていますが、青の実線が評価額、赤色の階段状の実線が拠出額、一番下のオレンジ色が含み益です。(点線のは自分なりに目安として入れているラインです)

 

2020/8にスタート、8月9月は1万円/月でしたが、すぐに上限の1万2000円/月を投資。2021年には3ヶ月に1度の引落しに変更して今に至ります。

 

1年経過した2021/7末時点で拠出額140,000円に対して評価額153,933円(拠出額の約110%)。

と、ここまでは順調に見えますが……

 

2022年12月末時点では拠出額320,000円に対して評価額328,979円(拠出額の約103%)

とほぼ、トントンという程度まで下落してしまいました(-_-;)

 

ただ、このタイミングで先進国債券とかREITとかを全て先進国株式に変更したりして、2023年は米国、日本株を中心に好調でしたからその恩恵で一気に評価額が増えたのが見て取れます。

 

2022年については、じりじりと利益が少なくなっていくのを目の当たりにしてましたので、心中穏やかだったかというと……

どうだろ、やばい売らなきゃ!利益を確保しなきゃ!とは思っていなかったのは間違いないですが、「あらあら減っていっちゃうわねぇ」と寂しさは感じてましたかね(;´∀`)

 

まあ、そのくらいの感じでゆるっとやっていたから、2023年の上昇に乗っかれたわけで長期投資という意味では退場しないことが何より重要というのを実感できましたね。

 

(もっとも、ドルベースではもっと大幅に減っていて大幅に進んだ円安に助けられてこの程度の下げで済んだということもありますけどね。ドルベースの勢いで減っていたらそれなりに心穏やかではなかっただろうなとは思います)

 

現時点では拠出額に対して40%くらいは含み益が乗っている評価額になっていますから、多少の下げならマイナス圏まではいかないので、こちらに関しては結構心穏やかに保有できるようなところまできましたね。

 

 

この大和ネクスト銀行のコラムに掲載されている日経平均の下落幅に関する表を見ると……

 

https://www.bank-daiwa.co.jp/column/articles/2020/2020_243.htmlより

 

直近の大きな下落はコロナショックで、この時は下落率が30%程度ですから、このくらいなら(iDeCo口座については)マイナス圏まではいかずに踏みとどまれそう。

ITバブル崩壊(2000~2001年)、リーマンショック(2008~2009年)クラスのを食らうとマイナス圏まで行く感じですが、それでもまあ「いずれは上がるわい」と思えるかなという感じで、個人的な許容度に照らすならほぼ長期に積立てを心穏やかに継続できる安全圏までは利益が出てきたなと思います。

 

この経験から言えるのは、まあ多少下がったり(状況によってはマイナスになったりもします)しても継続して保有する、積立てをするという投資行動を継続していくのが大事よねということですね。

この先大きく下がる局面はおそらく、たぶん、間違いなく来ますけど、それを市場から退場する理由にせず、状況によってはチャンスということで資金を追加するくらいのずぶとさでやっていけると良いなぁと考えています。

 

さて、今年から始まった新しいNISAで投資デビューしたという設定で考えると、今(2/14現在)どんな感じになってるんでしょうかね。

 

 

新しいNISAでも人気のeMAXIS Slim全世界株式、通称オルカンの基準価額が年明けからどんな感じだったかというと……

 

https://emaxis.jp/fund/253425.htmlより

 

小さな下げはあったものの全体としては右肩上がりでしたね。

仮に1/4に購入したとすれば昨日(4/13)時点で含み益が9%ほど出ている状況でなかなかナイスなスタートダッシュを決めた感じですね。

 

とりあえずここまで含み益が出れば振れ幅レベルで多少下がったとしても心穏やかに見ていられるんではないですかね。

 

まあ、前日から少しでも減ったりするとそれだけでドキドキしていた投資始めた最初のころの自分を思えば、人によってはそれでも不安を感じたりはあると思います。

 

実際この先(いつになるかわからないし、すぐに来るかもしれませんが)どこかで大きな下落する局面は必ず来ますし、投資額に対して評価額が下回る場面も出てくるかもしれませんが、その時に長期的には上がると信じて(そう思えないなら長期投資には不向きなタイプOR投資している商品が間違っている)市場に居続けることが大事と自分自身にも言い聞かせております。

 

 

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