ちょっと考えさせるような記事だったのでご紹介です。

 

 

ダイヤモンド・オンラインにアップされていた龍谷大学経済学部教授の竹中氏執筆の記事。

 

 

現状J-REITが割安であり(そう判断する根拠は記事を参照ください)、比較的低リスクでありながらそこそこのリターンが見込める投資対象なのではないか、NISAでの投資対象としても検討に値するのではないか、というあたりの論です。

 

昨年秋以降、今年からスタートのNISAを見越してさまざまな投資対象、商品を推奨(あるいは否定)するネット記事は多数ありましたし、これもそんな感じかなというのが第一印象。

 

そもそも長期での資産形成を考えたときに、この記事の中でも自ら「株価指数が顕著な上昇を遂げる中で、J-REITは2012年以来の割安圏に沈むという特殊な相場展開をもたらしている可能性がある。」と書かれていますが、特殊な投資対象であるならば、割安かどうかの判断自体も難しく、仮に今割安であったとしても今後(それも数十年という期間の中で)上がって行ってくれるかというと、どうなんでしょうかね……

長期保有に有利性があると思われるNISA制度の中で考えるなら否定的に見ざるを得ないかなと思います。

 

僕自身については、すでに決めたNISAでの方針(オルカン+一部は国内株式の高配当ETF)は今のところ変える気はないんです。

オルカンに関しては株式ではありますが、全世界の資本主義経済の平均的なところを狙う(そしてそれは長期で見れば総体としては成長すると信じている)というところをよりどころにしているわけで、その時々の投資対象のトレンド(割安とか値上がりしそうとか)にブレることは逆に投資効率を下げかねないとも思います。

 

ただ一方で、この記事を読んでみて思ったのは、あえて日和見的にその時々に割安感があると客観的に判断できる資産に全振りしていくというもアリなのかもなぁと。

 

一年ごとにNISAの年間投資枠を(有利と思われる資産に)全振りしてしまうと5年で終わってしまうので、分散が効きづらいかもですが、1年ごとにつみたて投資枠相当の120万円をその時々の割安(と思える)な投資対象に振って行けば生涯投資枠を埋めきるまでに15年あるので、それなりに投資対象は分散するだろうし、結果的に分散が効いていてかつ(購入時が割安だからこそ)投資効率が良いポートフォリオになる……かも(;^_^A

 

例えば今年はJ-REIT、来年になったら現物(金とか)、その次は新興国株式、みたいにその時々に割安かつ今後伸びる余地があると思える対象を選んで全振り(もしくは投資額の多くを充当する)みたいなことです。

 

ただ、その場合は日和見的に資産を選んで購入はするけれど、以降は多少の値下がりなどがあったとしても保有し続けるという強い意志が必要になりそうな気もしますね。

日和見的に選んだ資産に対してそこまで強くホールドする意思を持ち続けるというのはそれはそれで大変そうでもあります。

割安だと思って購入し始めてもどんどん下がり続けるということも当然あるでしょうし、そんな中でも自分の判断を信じて買い続ける、保有し続けるというのはなかなか気持ち的に苦しいように思います。

 

ならば、平均点を狙ってのオルカン全振りという方が少なくとも僕の感覚にはなじみが良いです(;´∀`)

 

まあ、いずれにしても、そううまくいけば良いよねぇという話ではあるけれど、あっても良い考え方かもしれないなとは思いました。


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