考えてみると母が亡くなって丁度1ヶ月が経つ。
慌しかったことも、嘘のように過去のもの
帰ってから、何気に寄った図書館の3階の雑誌コーナーで
ビル・エバンスの記事が数ページ載っていた。
ビル・エバンスの亡くなる2年近くの間にこんなにアルバムが出ていたのかと
そう思い、何気なくAppleMusicでパリ・コンサートを聴いた。
アルバム自体、メンバーの掛け合いもあり、素晴らしい出来なのだけど
オープニングの2曲目で、しっとりピアノを弾きながら、力強く、
美しいメロディーを奏でる「Quiet Now」
これを聴くだけで、無性に感傷的になってしまう。
これから先も、この曲を聴くと、
母の亡くなった時の自分の気持ちが思い起こされるのかもしれない。
キーストン・コーナーのライブもそうだけど、
この時期のビル・エバンスは本当に力強い。
精神力で弾いている。だから「Quiet Now」は1969年の時よりも
1979年のパリ・コンサートの方がずっと美しい。
こんなブログのテキストよりも、感銘した曲の方が自分の記憶に紐づいてしまう
因みにYouTubeに曲があったので載せておきます。
いつ消えるかはわかりません。