もと同級生と会ってガッカリすることってあるでしょう。
わざわざ高い旅費かけて会いに行って、
噛み合わないばかりか、自慢話を聞かされたりしたら
それなら、今の友達と飲みに行ったほうがましだ。
何してんだ俺って・・・という感じで5万円ほどのお金がとんで
そんならwalkmanでも買ったほうが良かった。。
友達は大手有名企業の子会社の社長をしていて、
それが自慢だし、まっそれになるために身体まで壊してるんだから
努力は認めるけど、事あるごとに自分の武勇伝を聞かされてもね。
こっちは、彼の部下でもないし、関係ないから、仕事の話されてもね。
男ってややこしいよね。
そんな中で、課長島耕作で有名な弘兼憲史が書いたエッセイ
ちょっと載せますよ。
『年賀状も無駄な人付き合いも、止めづらいかもしれない。
本来は、友人は10人ぐらい居れば十分。
他の人に相談できる口の堅い友人とか、お互いに信頼できる友人、
腹を割りきって話せる友人は3人ぐらいでいい。
男同士だと、つい張り合ってしまいますが、見栄や安いプライドなんかも捨てたほうが楽。
特に定年後は「平場」にもどるわけだから、大企業の重役やった人も、
中小企業の平凡な課長で終わった人もみな同じ。
「俺はロンドン支店の支店長をやっていた」と過去の肩書きを自慢気に話しても嫌われるだけです。
男は中々平たくなれません。
過去の業績や妙なプライドが邪魔して、階層意識で張り合ってしまう。そこは非常に厄介です。
虚勢を張って生きていくと、後で苦しくなります。
結局どこかで無理してしまうので、煮詰まってしまいます。
自分はそんなに立派でもないし、余人でもないし、頭は悪いしと割り切ってさらけ出した方が後々楽ですよ。
よく「男はこだわりをもって生きろ」といいますけど、
逆に「こだわりをもって本当に良いことがあるんだろうか」と思います。
もちろん仕事に関しては、こだわりを持って作業している。
ただし、その他のこだわりは、そんなに大事にしなくてもいい。』
どうですか?その通りでしょう。
自分も、このエッセイのおかげで年賀状からやめましたよ。