ファンタジーオンアイス神戸公演
最終日 エンディング

この直前に

羽生結弦さんは
四回転ルッツを
見事に決めたのです

会場の盛り上がりは
最高潮!


ジャンプを成功させた羽生さんを中心に
スケーター全員で歓喜の輪ができました

リンクと同じ高さのステージ上で
その光景に参加させて頂いた僕も
震えながら感動して
歓喜の雄叫びを上げて

こんな光景に立ち会えるなんて!

そして超絶興奮の中での
エンディング

スケーターおひとりおひとりと
アイコンタクトでご挨拶を交わす

皆さんの晴れやかな
キラキラした表情

羽生さんの四回転ルッツの成功は
スケーター、観客の皆さん、スタッフ全員に
ファンタジーオンアイスツアーの中で
最高の高揚感と笑顔と感激を
もたらせてくださったのです





実は
神戸公演初日の前日のリハーサル終了後
僕の控え室で、羽生さんと
少しの時間、お話しさせて頂いておりました

その時も足首には
ぐるぐる巻きのアイシング

予定時間を超えて話し込んでいると
何度もスタッフの方が控え室の扉をノックして
身体のケアの時間だと呼びにいらっしゃいましたが
その度に羽生さんは もう少しもう少し と
僕との男と男の話しを優先して下さいました

ファンタジーオンアイスの期間中
何度か羽生さんとお話させて頂く
機会がありましたが、
この日の会話が
一番長かったかと思います



そして
神戸公演最終日最後の最後に
決めた四回転ルッツ

有言実行
不屈の闘志

恐怖に打ち勝ち
困難を乗り越える

とんでもない
進化の軌跡を
目の前で魅せてくださった

羽生結弦さん

最後にプルシェンコ様に
お辞儀をされ、ハグし合う姿‥
目頭が熱くなりました

よし、僕もやってみよう!
チャレンジしてみよう!
という気にさせて下さる
心と身体を鼓舞して下さる
力強く背中を押して下さる

それこそが


そのものなのかもしれません


つ・づ・く