ファンタジーオンアイス


鈴木明子さんとのコラボ



手紙〜拝啓十五の君へ〜



この曲は

IM A SINGER

のアルバム制作の時


一番最初に収録を決めた


僕にとっても思い入れの強い楽曲です


その楽曲を鈴木明子さんは

選んで下さいました



そして


鈴木明子さんが

深い思いを込めて

表現する

十五の君へ贈る

氷上の舞


純白の衣装と

氷上のライティングも相まって


十五の君の

やるせない思い

未来への不安


美しく昇華させ

人生へのチャレンジ

未来への希望を

表現力豊かに

メッセージして下さいます


 
じつは

富山公演の練習中に

転倒してしまい

大変大きな怪我をされ


緊急病院にて

治療をされました


出演は難しいであろうという
状況でした




彼女は


それでも

やる

という

強い決意で

本番に臨まれました



万が一途中で演技を中止した場合の対応までも

スタッフ間で協議され

僕のもとにも

その報告が届いていました


そこまで無理をしなくてもいいのでは?


僕は内心思っておりました



そんな状況でも、


そんな状況だからこそ


痛い顔ひとつ見せず


手紙

の世界観

メッセージを

見事に

演じきりました



僕は歌いながら

彼女の舞を目で追っていました

でも

もう

胸がいっぱいになり…





彼女が貫いた


その姿勢こそが


十五の君へ


自分自身へ

また

僕自身へ

そして

皆様へ

伝えたいメッセージそのものなのだろう


と…




演技終了後、


ステージ上の僕に向かって


未来から現在へ飛んでくるかのようなイメージで


スゥーッと

近づいてくる

彼女


白い衣装が

スポットライトに反射して

まばゆい光の玉のように見えます



僕の目の前で挨拶して下さる
彼女の顎に大きく貼られた絆創膏は
とても痛々しいものでしたが


やりきった感に溢れた

笑顔


そして


瞳の輝きは


本当に清らかなる


美しさに満ちていました


またひとつ


かけがえのない大切なもの

見せて頂きました




鈴木明子さん


本当にありがとうございます!