今日は信頼性工学の復習です。今日も少しだけ進めます。
信頼性3要素の3つ目、人間信頼性です。
 
私の設計担当している部品は、通常は耐久性、保全性の確保により、製品の保証を行っていますが、破損することで、直ちに人命に関わるような重要保安部位に対してこの考えを取り入れています。具体的にはフェールセーフの考えを取り入れています。
フェールセーフとはアイテムが故障しても、あらかじめ定められた安全な状態をとるような設計をすることです。
 
この考え方は非常に重要で、耐久性、保全性の設計のみでは安全性が確保できない場合に非常に有効です。
リスクマトリクスでいうところの、リスクの回避または低減にあたるところです。
 
リスクマトリクスはこちら
 
材料力学のみ知識であれば、耐久性と保全性の設計を出来ますが、信頼性工学の考え方も取り入れることにより、製品をより安全に設計することができますね。
 
明日は気分を変えて材料力学の環境強度の復習をしようと思います。