30年度機械部門材料力学のⅢ演習です。
去年、自分はこの問題を選択して解きました。
懐かしいです。
この問題は、通常の問題Ⅲの形式とは異なっており、「問題点をあげよ」、「課題をあげよ」などの問いはありません。
「リスクについて述べよ」ということについては通常のⅢ通りあります。
 
この問題の回答は、リスクに関して、先日指導された形式で記載しました。
今までは、単純にリスクについて思いついたことを記載していました。
先日の模試の講義で、リスクについての指導がありましたのでその内容を簡単に紹介します。
 
リスクについて問い(留意点についても)は、
①リスクの特定②リスクの対策について記載する必要があります。
リスクの特定は、何が起こりうるのかを記載し、
リスクは下図のリスクマトリクスで、元々どこにいたリスクをどうしたのかを対策で記載します。
リスクマトリクスはリスクそのものの影響度とリスクの発生度で表されます。
(3)では検討の効果と課題をリスクとコストの視点で述べよとあります。
これは、(2)で行った検討で、リスクマトリクスにおいて、どこからどこへ移行させた効果を述べよと読み取りました。
 
(3)の課題の問いに関しても同じです。
そして、リスクマトリクスを移行させるにはコストもかかるからコストの視点についても述べよと問いがあるのだと読み取りました。
 
私の場合は、②のリスクの低減を効果として記載しました。
課題についての対処法として、コストをかけ、センサを2つに増やし冗長設計し、リスクを(コストへ)移転するという記載をしました。
 
FMEAでは影響度と発生度と発見容易度が評価としてあります。
普段ではこのような視点で評価をしますが、いざ、論文の問いとなると、どう書けばよいのか分かりませんね。大変勉強になりました。
 
 
 
 
 
 
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