MCT・大動脈瘤を退縮させる脂質
〜近畿大学の研究により明らかに〜

 

特定のMCTオイル「トリカプリン」の効果が目覚ましい。

先日、トリカプリン(C10:TG)は「心臓の肥満を減らす」という報告があったばかり。

 
 
近畿大学の新しい研究によるとトリカプリンはなんと(ラットの)腹部大動脈瘤の退縮にも効果があることが判明した。

大動脈瘤は欧米では死因のトップ10近辺にあり、日本でも同じ。

一般に、心臓血管疾患系のリスク傾向がある人、特にプラークなどに対しては専門医の見解では徹底した低脂肪食が推奨されている。

米国のオーニッシュ博士は完全菜食で成果を挙げている。
 

トリカプリン

トリカプリンはカプリン酸が三本の中性脂肪である。

ちなみにカプリン酸の兄弟、カプリル酸のトリグリセリドはどうかというと、大動脈瘤には薬効が無いようだ。


MCTオイル

MCT(中鎖脂肪酸トリグリセリド)と言えば、ココナツオイル。

ココナツオイルには多くの脂肪酸が含まれ、それぞれに効能がある。

カプリン酸は6%程度しか含まれない。

私もMCTオイルには以前から注目をしているが、いよいよ目が離せなくなってきた。

 
 
堀江 俊之
 

提供:LAN


1MOXYにもMCTオイルは使用されています

 

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Reference (出典)

 

Kugo, Hirona, Yuki Sugiura, Rena Fujishima, Shintou Jo, Hirotaka Mishima, Erina Sugamoto, Hiroki Tanaka et al. "Tricaprin can prevent the development of AAA by attenuating aortic degeneration." Biomedicine & Pharmacotherapy 160 (2023): 114299.