ほどほどという幸せ | 十四の散歩道

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過去と未来の記憶を今に導くマスタートレーナー

誰もが記憶を生きている

その記憶にあるマスターキーを手にすることで人生にパラダイムシフトを起こしましょう。


ほどほどという幸せ




最近、幸せになる為に!

幸せにならなければ!


と、気を張り幸せ探しをしている人を見ます。


気を張りすぎず


気を緩めすぎず




世尊の弟子シュローナは富豪の家に生まれ、生まれつき体が弱かったのですが、世尊にめぐり会い、その弟子となってからは、それは足の裏から血を出すほど痛々しい努力を続け、道を修めていました。

しかし、そのように頑張り努力をしても、なお悟りを得ることができなかったのです。


世尊は、そんなシュローナを哀れんで言われました。


『シュローナよ、おまえは家にいたとき、琴を学んだことがあるであろう。


糸は張ること急であっても、また緩くても、良い音は出ない。


緩急よろしきを得て、はじめてよい音を出すものである。


悟りを得る道もこれと同じく、怠れば道を得られず、またあまり張りつめて努力しても、決して道は得られない。


だから、人はその努力についても、よくその程度を考えなければならない』


この教えを受けて、シュローナはよく会得し、やがてさとりを得ることができたといいます。


私たちは、時に何かと比べて気を張り頑張りすぎたり


出来ないことを見つけて、自分を責めたりしやすいもの


そして、瞑想もまた同じことがいえるのでしょう


上手くいかないからと頑張って集中しようとしたり


自分には無駄だと諦めたりするより


1分の呼吸をみつめることのように、小さな出来ることを見つけ、繰り返すことのほうが、どれほど大切か。


張り詰めるより、少しだけ緩める心を大事にしたいものです。




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