十四の散歩道

十四の散歩道

過去と未来の記憶を今に導くマスタートレーナー

誰もが記憶を生きている

その記憶にあるマスターキーを手にすることで人生にパラダイムシフトを起こしましょう。

    心が輝く言葉が豊かな人生にエナジーを与え

    心があたたかくなるイメージが人生を創造する!

                    ハート&マインド
   ココロから望む言葉で、自分自身を輝かせる魔法のような言葉の自己暗示。

   それは、ココロの中にある陽の意識にフォーカスし、エネルギーを高めること。

   それは、特別な事ではなく、ほんの少し、ココロの癖を知って修正をかければ

   自分でも出来ること。それがココロのセラピーを用いた魔法のような暗示です。


 




錬金術師 パラケルスス


想像力の力を提唱する一人に、パラケルススという後の催眠に大きな影響を与えた人物がいます。


梅毒に対する水銀治療や磁石によるヒーリングなどが功績としてあげられるパラケルススは、病気の原因として「自然因」「天体因」「毒因」「精神因」「神因」を挙げ、これら5つが人の心身から宇宙まで繋がっていると説きました。

 

「流体」(液体や気体)が大地や天体から発され人体に流れ込み、人体は磁石のように良性や悪性の発散物を引きつけて、このバランスが崩れた時に病気になると考えて、身体の悪い部分に磁石を当てて、ヒーリングを行っていました。

 

パラケルススの思想には、マクロコスモス(大宇宙)とミクロコスモス(小宇宙である人間)が関連し合っているという世界観が根底にあります。


マクロコスモスとは

①地球

②宇宙

③霊的な世界


の3つ。


それに対応するミクロコスモスは

①身体

②精気

③魂 


に分けました。

 

また、彼の思想は自然神秘主義としての側面を持っており、自然を神によって生み出されたものとして捉え


神においてある第一質料=大神秘から

①硫黄

②水銀

③塩

の3つの元素の働きが展開することによって四大元素(地水火風)が生まれ、ここから万物が生み出されると考えました。

 

とても深い考えですね。

 

そうした理論をもとに、病気の治療にいち早く鉱物や化学物質を取り入れることを主張し、さらには人体の病気や毒素を引き出すとして磁石を治療に用いるようにしました。

 

そんな非常に高い思想を持ったパラケルススですが、彼は著書の中で、こうした治療の効果を強く生み出すのは、患者本人の観念や想像力であり、そうした想像力が必要であると述べました。


これは、東洋医学や中医学にもある、氣が病を作り、氣が病を治すという考えにも近いのではないでしょうか?

    

 

 



☆まとめ

ヒプノセラピーで大きな役割を果たすひとつに想像力(イメージ力)が上げられます。

現代に言われるプラシーボ効果は、意識を集中し信じることで影響を現しますが、この時代でも大いに役に立っていたようです。

また、自然の作り出すエネルギーと心の持つ想像力は重なることで、より素晴らしいヒーリングセラピーとなり効果を現すのでしょう。







十四

王のひと触れという奇跡


ヒプノセラピーで大きな役割を果たすひとつに想像力の純度が上げられます。

つまり、イメージに疑いを持たず信じきるようなもの。


紀元前500年頃から治療を望む人にとって奇跡のような方法が現れました。

それが、「王のひと触れ」といわれるものでした。


【勇者ピュロス王のひと触れ】

古代ギリシャのエペイロスの王ピュロスはローマとの2度の戦に勝利し、さらには自国兵士の犠牲が少なかったことから「ピュロスの勝利」と称えられました。

そのピュロスが病を患っている民に触れると、病が癒えたことから、「ひと触れで病を治す」といわれたのですね。


【さらに数々の王によるひと触れが】

さらに、他にも2人のローマ皇帝ウェスパシアヌス帝、ハドリアヌス帝、そして時代を進むとイギリスの王エドワードや、フランスの王フィリップ1世、近年に近づくとイギリスのチャールズ2世も「王のひと触れ」で病を癒したと伝えられています。


では、これは王が持つ特別な能力なのでしょうか?


実は、この王のひと触れは、後に王や高位聖職者などの高名な人物からのひと触れには病を治す力が宿っているとの信仰心が暗示効果を高めたとも言われるようになりました。


つまり、自分が信じた存在からのひと触れがプラシーボ効果になったということです。


もちろん、ヒーリングエネルギーによる効果からすると一概にプラシーボだけとは言えませんが、少なくとも信じることで病が治癒したり、奇跡的な効果が表れることは後の歴史にも認められています。


ここで言えることは、信じる気持ちとひと触れという行いが、非常に強い暗示の効果を与えたということなのです。 


ヒプノセラピーでは、五感イメージと言葉を活かした深い癒しやパワフルな暗示がありますが、ここでもイメージの純度が大切になります。




この純度こそ信じることに繋がるのですね。





まとめ

王のひと触れは、奇跡のような治癒効果を与えたのですが、その効果は王の能力だけではなく、受ける側の信仰心も大きく関わっていたと思われます。

ヒプノセラピーでは、心に与える暗示によって、信念が動き良好な結果に繋がることを可能とする療法です

ますます、ヒプノセラピーの暗示とヒーリング効果が期待できるようになりますね。






ハートマインド
Heart and Mind Therapy School

瞑想心理学





ヒプノセラピーの可能性
【3千年の歴史がある奥深い療法】 


ん〜…
やはりヒプノセラピーは素晴らしい…


こうしたセラピーなどは歴史をみることで、先人の軌跡がより深く感じられます。
 
 
まず、催眠という可能性を秘めた歴史は、古代3千年以上前までさかのぼることができるようです。

ずいぶん古くからあるのですね。


古代エジプト文明では、神官が眠っている(催眠)患者の身体に手を置き、ある呪文を唱えることで病気が治る治療法を伝えています。

これは現代の暗示療法になると思いますが、近年の体細胞療法も重なりますね。


また、古代中国でも言葉を用いた治療法が実践されていましたし、インドでは、サンスクリット語で書かれた書物に現代の催眠による技法でヒーリングを行っていました。

ヒプノセラピーはヒーリングと言われることがあるのはこうした歴史にもあるのですね。


さらに、古代ギリシャには「眠りの寺院」と呼ばれる場所がありました。

治癒を望む患者が横たわり眠るような状態になると、祈祷師によって暗示を与えられ病が癒されました。
 

このように、古代エジプト、ギリシャ、中国、インドなど、多くの歴史ある国にヒプノセラピーが存在していたと考えると、どれほど可能性に秘めた技術であるかが感じられると思います。
 
*こうした歴史から、個人的にではありますが、トランスを用いた暗示療法以外にも、手をかざすヒーリングや瞑想などの複合的な効果が生まれていたのでは…と思うのは私だけでしょうか?

 
クライアントの潜在意識が良くなると信じるプラセボ効果30%ともいいます。

さらに原因を癒し免疫が上がる効果、近年で研究が進むヒーリング効果(波動の効果)に、瞑想などに言われるマインドフルネス効果を合わせると、どれほどの可能性があるのでしょうか?

 
そうした観点から、もしもあなたがヒプノセラピーを学ぶなら、効果的な催眠技術、ヒーリング技術、瞑想などに精通した講師から学ぶことをおすすめします。


技術と臨床
そして在り方が大切。
 
 

まとめると
ヒプノセラピーは3000年以上の歴史によって培われた素晴らしいヒーリング技術ということです。

シンプルでした(笑)