情弱と情強の差がなぜ生まれるのか | 浜学園 国語科元講師 マーシャル先生のブログ

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浜学園 国語科の元講師です。

浜学園の元講師だから書ける浜学園の真実。

灘中に合格するために必要なこと。
受験生に接する親としての心構え。
等々、面白おかしく書いていこうと思います。

 

新年度が始まり、早2ヶ月が過ぎた。

 

浜学園小6マスターではボッタクリとも言える漢字の授業が終わり、更なるボッタクリの韻文の授業が行われている。このボッタクリはこれで終わるのではなく、秋には文法のボッタクリ授業が行われる。

 

小6のみならず、小5も小6と同じように漢字や韻文、文法のボッタクリ授業がカリキュラムに組み込まれている。

 

勘違いしないで欲しいのは、漢字や韻文、文法を軽視しているのではないこと。これらを「授業で扱うこと」ボッタクリといっているのである。これらは自学でどうにでもできるものだし、出題されても配点が低い。授業で取り扱わねばならないものは、「頻出分野かつ生徒が理解しにくい内容」である。残念だが、浜学園をはじめとした大手塾や中小規模塾も塾都合のカリキュラム、つまり「楽して金儲け」ができるこれらの授業を何時間も行なっている。

 

僕の国語塾Awesomeでは、大手塾とは反対の授業である。すなわち、「入試頻出分野かつ生徒が理解しづらい内容」である。これを塾オリジナルのテキトーな問題ではなく、学校の先生が1年以上かけて作り込んだ中学校の過去問中心の授業。それを2時間で複数問。大手塾の板書中心とは何もかも違う。

 

2月から新入塾生が2人。小5女子と小6男子。2人とも、最難関を目指す浜学園の塾生。ハッキリ言うが賢い。

 

賢い子がさらに僕の塾で国語を学ぶ。鬼が金棒を手に入れるとその鬼はどうなりますか?ますます強くなりますね。鬼が毒薬を常に服用。鬼は病気になります。手に入れるべきは金棒ですか?毒ですか?中学校は強敵です。強い鬼でも丸腰で戦って勝てるでしょうか?

 

2/1〜4/13までで7人のお母様と有料教育相談を実施した。遠くは愛知県から西宮にお越しいただいた。皆さんとお話をした感じたのは、「情弱と情強の圧倒的な差」だった。情弱はどこまでいっても情弱。では、情弱と情強との差はどうして生じたのか。塾の成績が良い子の親が情強とは限らない。むしろ、「ダメな結果」になるだろうなと思う人の方が多かった。

 

中学受験は子の頭だけでは乗り越えられない。バディである塾に後方から撃たれて命を奪われるのが常である。

 

塾を信じるのは結構だが、今も裏切られている最中にいる事を忘れてはならない(前述のボッタクリ授業)。

 

僕の祖母は僕によくこう言った。「マーシャルや、お金貸すんやったらあげる気持ちでいかなあかんで。それがでけへんねやったら貸しなや」と。

 

僕も皆さんに伝えよう。「大手塾に行く(行かせる)なら、落ちても大手塾のせいにしたらあかんよ。その塾を選んだのはあなたやねんからな」