NLP(神経言語プログラミング)トレーナーの松島氏は、「呼吸」が大切な理由についてこう述べています。
「心と体は密接につながっていて、いい気分(精神状態)のときには、それに見合う肉体の状態、緊張度、姿勢や呼吸をしているものです。」
「NLPでは、『卓越性の連鎖』という言葉があります。呼吸→肉体の状態→精神の状態→もの凄く優れた能力の発揮へ(あるいは反対方向に)連鎖していくという意味です。」
情報量が10倍になるNLP速読術 松島直也著
だとすると「呼吸」がもたらすメリットはなんなのでしょうか。
医学・薬学博士の栗田氏はこう述べています。
「呼吸が深まると心も深まり、心が深まると深い領域で速読ができるようになります。心が深まるとイメージも鮮明になり、記憶の再現もリアルになります。つまり、呼吸と姿勢によって意識のレベルをコントロールし、心の深層に入って、記憶の倉庫と情報処理をコントロールするシステムを、自分の中に作りあげられるようになります。」
本がいままでの10倍速く読める法 栗田昌裕著
実は、意識をコントロールするなんて難しですよね。
「速読による能力訓練」では、圧倒的な支持を得ている松田氏はこう述べています。
「カウント呼吸法は心身のリラックスを得ることを目的とした呼吸法です。『リラックスしよう』と頭でいくら思っても、人は案外リラックスすることができないものです。なぜなら、リラックスしていることが心身の自然な状態なのに、意識的にリラックスしようとすることによって、かえって緊張を強めてしまうからです。」
速読らくらくエクササイズ 松田真澄著
それではどのような「呼吸」が理想なのでしょうか。
明治大学文学部教授の斎藤氏はこう述べています。
「本の場合は、動体視力ではありませんが、目と脳を忙しく動かしています。呼吸はゆっくりなのに、脳と目が速く動く。この連動に体を慣れさせていくと、集中しながら、脳と目をフル回転させることができます。」
斎藤孝の速読術 斎藤孝著
また、日本速読協会主任講師の井田氏はこうも述べています。
「通常1分間の呼吸数は平均17回ほどですが、この丹田呼吸法を行うと、1分間に3~4回になります。自律神経のバランスが整えられ、心身は安定して、いわゆるα波が出た状態になりますこうして集中力が高まり、心身のベストコンディションを保てるのです。」
新書1冊を15分で読む技術 日本速読協会 井田彰著
つまり「呼吸」が「集中」を生むようなんです。それでは「集中」とは一体どんな状態なんでしょうか。次回はそれについて触れようと思います。
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