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『本物』という条件を満たすお店とは】
【『本物』という条件を満たすお店とは】
最近
いろんな方からを
「斉藤さんの見抜く眼は凄い」
と
おっしゃってくださります。
ありがとうございます。
まさに
全身全霊で選び抜いているから。
そこを
しっかりと見て、評価してくださり
嬉しいです。
どのようなメディアに掲載されても
僕は鵜呑みに信用しません。
メディアに対応するときと
一般の方に対応するときとの
接客レベルの
ギャップが大きい
という
クレー厶が
現実には
非常に多いからです。
とりわけ
予約困難店、行列必至店では
顕著です。
だから僕は
予約困難店、行列必至店には一切行かないのです。
僕が通う店の指標
まずは
グーグル評価4.5以上に限定
さらに
☆1つ〜☆3つのコメントを熟読します。
自分ごとに当たるかもしれないクレー厶だと
予想されるなら真っ先に外します。
さらに
食べログ等幾つかのサイトをも
参考に
360度評価で決定します。
接客に
差をつけない
どのような方が訪問しても
しっかりとおもてなし
料理は
どのような方が頂いても
美味しくいただける
そのようなお店が
『本物』
といえるお店です。
サイゼリヤ創業者の正垣さんが
部下を高級ホテルレストランに連れていき
「これ、美味しくないだろ」
とおっしゃったのは
非常に的を得ています。
料理人の自己満足
ある特定層の方の舌しか満足させられないから
美味しくないという評価に
至るのです。
本当に美味しいものは
どのような方がいただいても美味しいのです。
今回
京都御所近くにある
イタリア料理店
「フルラン」
まず
店構えが地味
通りから見ても気づきにくい
カウンター8席のみのお店
これが良いのです。
お店って
立地条件、集客効率ばかり追求したがりますが
そういうお店ほど
料理、接客といった基本のキを
怠っているのです。
本当に良いお店ほど
広告、見栄えを一切追求しない
無駄なコストを払わないから
高品質な料理、接客が可能になるのです。
お店を切り盛りされている
水谷さん
非常に誠実な人で
一つひとつのメニューの詳細について
僕の表情をしっかりみつめながら説明くださる姿勢に
好感をもちました。
水谷さん
実は
野菜の魔術師と言われているようです。
その真骨頂が
さっそく前菜に見事に表れました。
自家製ロースハムと
野菜の盛り合わせ
京都大原から手に入れている
野菜さらには山野草
まさに
一目惚れでビューティフル
さすが
野菜の魔術師たるゆえん
いただく大根の味が
みずみずしくて美味しいのは
ドレッシングを
超微量しか加えないからとのこと。
全てが計算されています。
よくサラダって
ドレッシングの味で誤魔化そうとするのですが
ドレッシングの力に頼るようでは
料理人の実力が疑われ
非常に残念な気になります。
肉と野菜とドレッシングの
ベストな配分で
お客さまにいただく
まさに本物です。
パスタ
2種いただきました。
・写真2枚目
パスタは
自家製のタリオリーニ
冷製で
夏野菜をたっぷり
上にはリコッタチーズをのせたもの
これが
非常に絶妙な食感バランス
パスタの太さ、茹で時間での硬さ
リコッタチーズのドロっと感
夏野菜がまろやかに味わえるような煮込み加減
やはり
野菜の魔術師の本領発揮
これがマッチするのです。
何度でも
お代わりしたくなる
まさに逸品でした。
・写真3枚目
パスタは
これも自家製のフジッリ
（ねじった形のショートパスタ）
自家製ソーセージを惜しみなくのせ
下地は極限まで煮込んだ
ブロッコリーを始めとする緑黄色野菜
極限まで煮込んでいるのに
野菜の味がしっかり！完璧！
お聞きすると
野菜の緑色が消えないギリギリの時点で
火を止めているとのこと。
栄養、食感、美
全てを兼ね備えた素晴らしいパスタに
感動でした。
『本物』は
まさしく『本物』でした。
「フルラン」
水谷さん
流石です。
ごちそうさまでした。
また
いただきにまいります。
