【本物は50年、100年先の喜びを考え、そして、動く】 | セルフブランディング プロデューサー 『さいとーさん』愛の通信

【本物は50年、100年先の喜びを考え、そして、動く】

【本物は
 50年、100年先の喜びを考え、そして、動く】
 
昭和38年に出版された
松下幸之助さんの
 
『物の見方 考え方』
 
世界的ベストセラー「道をひらく」と
肩を並べる名著です。
 
話が少しずれますが
 
僕は
クラッシック音楽が大好きです。
 
最近
20世紀最高の大指揮者
ヘルベルト・フォン・カラヤンの動画を
様々なサイトにて紹介されるようになりました。
 
(ちなみにCDの収録時間が74分になったのは
 ベートーヴェン第九交響曲が1枚で収まるよう
 カラヤンがアドバイスしたからと言われています)
 
カラヤンが
なんと1970年頃から
 
「これからはクラッシックは
 レコードではなく、映像で鑑賞する時代になる」
 
と考え
 
自ら
テレモンディアルという映像会社を
立ち上げ
 
そして
どんどん矢継ぎ早に
自分のコンサートを映像収録していきました。
 
当時
再生媒体が無かったことから
全く世間から見向きもされませんでしたが
 
いまや
スマホで動画を視る時代
 
50年経って
ようやく日の目を見るようになったのです。
 
しかも
画像、音質か断然素晴らしい。
 
やはり
本物は、50年、100年先の
人が喜ぶことを考えて仕事をするのです。
 


 
 
 
松下幸之助さんも
まさにそう
 
目の前の
ビジネス交渉にて
いかにして相手さまを感動させ
 
政治経済社会の
ビジョンにおいては
 
いまの
コンプライアンス、少子高齢化の問題を
的確に捉え
 
いかにして
人を幸せにするか
 
あらためて
この『物の見方 考え方』を拝読して
 
いま
世界のどの政治家、経済人をも凌駕する
 
まさに
大哲学者というべき
 
視野の広さ
視座の高さに
 
感激の連続でした。
 
だからこそ
本物
 
50年、100年経っても変わらない
原理原則を
 
考え、そして、動く。
 
名著は
50年、100年経っても変わらないものだから
 
他の
巷にある自己啓発本を
全部捨ててでも
 
一冊の名著を
数千回、数万回繰り返して読むことこそ
 
最高のリスキリングで
あり
 
最高の自己啓発で
あり
 
最高の人生を送れるように
なるのです。
 
 
 
松下幸之助さんの
物の見方 考え方の凄さ
 
特筆すべき箇所を
ご紹介したいと思います。
 
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私も熱意をもって
(オランダ・フィリップス社)との
契約を成立させたい。

しかし
ロイヤリティ7%は高い。
 
この契約でも
やり方によって10成功する人もいれば
5しか成功しない人もいる。
 
私がやれば必ず10成功してみせましょう。
 
だから
5しか成功しない人と比べ
私の会社から4.5%とっても
実質は7%以上になる。
 
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東京〜大阪を日航機は1時間40分で
飛ばせるのを
1時間20分に短縮する。
 
その代わり速くすれば
燃料が多くかかるから経済速度にならない。
 
あまり速く進みすぎると
大きな計画違いになる。
 
経済発展は
発展しすぎたら消化しきれない。
 
あんまり栄養食ばかり取ると
かえってお腹をこわす。
 
お金儲けも同じで
あまり儲けすぎてもいけない。
 
一時にあまりたくさん儲けた人間は
失敗する。
 
世の中の進歩が速いというが
速さは適度でなければならない。
 
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会社の経営方針というのは
いつの時代にも不変なものでなければダメ
 
それは
人生観、社会観
 
これさえしっかり立っておれば
それを基礎にして
その時代色を取り入ればよい。
 
インドのネール首相は偉い。
 
アメリカ、イギリス、ソ連
それぞれに行き、それぞれの良い面を掴んで
一辺倒になったり
自分の考え方をぐらつかせたりしない。
 
インドは
このやり方でいくのが正しいと知っている。
 
餅が好きな人は
餅を食べればいい
 
お酒が好きなら
遠慮なく飲めばいい。
 
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若い人は
夢や希望を持たんといかんけれど
欲心はある程度抑えないといけないと思う。
 
誰もが給与とか待遇を
先に考える傾向にあるが
 
何が自分に一番適しているか
よく考えるべきと思う。
 
学校を選ぶにしても
卒業して仕事を選ぶにしても。
 
大会社へ行ったら幸せかというと
そうとは言えない。
 
中小企業へ勤めて
かえって用いられ
 
尊い体験が習得できて
 
人間として成長するというようなことも
あると思う。
 
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今日世の中全体に
他力本願な傾向が強いと思う。
 
自分にものごとが起こると
すぐ国家に訴え出る。
 
国家は誰に訴えるかというと
国民に訴えなくてはしようがないわけである。
 
大人といわず
子供といわず
 
皆が
他力本願になる傾向がある。
 
他力によって
物事を解決したがる。
 
自力によって
責任をもってやり抜こうという考え方が
少なすぎるように思う。
 
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人口600万人いるロサンゼルスは
市議会議員はわずか16人
 
日本の人口5万人いる地方都市の
市議会議員は30人
 
金がかかるのは当たり前である。
 
政治の生産性の高い国は
経済の生産性も高くなる。優秀である。
 
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「人多くして人なし」
 
会社には沢山の人が集っており
普通の場合、間に合う人は大勢いる。
 
しかしさて
大事を見込んで間に合う人は極めて少ないのも
事実である。
 
その道の知識経験だけでは
大事の場合には役に立たない。
 
自分自身の利害を超越して
事にあたる人でなければならない。
 
生命を賭す
大事においては死をも辞さないという人である。
 
そういう気構えを
いつの時代でも持っている人が
私は大事に臨んで本当に役に立つ人だと思う。
 
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商売人は
税金は少ない方がいい。
 
ところが
税務署と納税者とは考え方が違う。
 
こんなことがあった。
 
税務署から
君のところは100万円儲けているから
75万円納税してほしい
 
それに対し
私は50万円納税すればいいと
考えていた。
 
まてまて
この金は俺の金ではない
 
国家の金である。
 
私の利益は利益として
一応持つことは許されても
本質は国のもの
 
税務署が
国家の財産を取るといっても
自分は何も心配する必要も悩む必要も
ないではないか。
 
つまり
本質的には自分のものではない。
 
その結果
こちらの考え方も変わってきて
税金も黙って持っていってくれということになる。
 
こうなると
この人は正直な人だと税務署の人も考える。
 
結局
取られてはかなわんなと思うと
どうしてもうまいことを言って
ごまかしたくなるものである。
 
全く物は考えようで
どうにもなるものである。