東日本大震災の被災地を視察に行ってきました!
今回は、女川町で副町長さんらにお話をお伺いし、現地をご案内いただきました。震災から6年5ヶ月、なるほどと思うように復興は進んでいるところは進んでいるようです。一番印象的なお話は、津波によって全部がなくなっちゃったから、町づくりがゼロからできた、というお話。人口がもともと10000人の町に集落が5、6あったので、商店街も公立学校も、それぞれあったものが、この津波で全部流されました、と。そして、新たな町づくりでは、全部真ん中に集めて一つにします、小中学校は一つの一貫校にします、という感じ。これ、コンパクトシティであり、今の政府が言う地方創生の話であり。
津波で流されたことは、悲しく辛いことであったことは間違いないこと。一方で、その起きてしまった現実を前に、創造的に復興したらこうなった、と。なるほど、なるほど。
それともう一つ素晴らしい話は、この復興において、60歳以上は口を出さない、60以下のために盾にはなるが、主体的に復興を牽引するのは、この計画の成否が評価される30年後に生きている人らがしなくてはならない、とみんなで一致していること。そして、実際に若い世代が、その期待に応えて頑張っている、シニアは力強く後ろから支えている、ということ。
すべての住民が、辛く厳しい経験を乗り越えて前に進もうとしているお話を聞き、とても刺激になったし、勉強になったし、希望を見た気がしました。付け加えると、西宮市はじめ阪神大震災を経験した自治体から、多くの職員が派遣され、彼らがこの復興にかなり尽力している、ということも、とても大切なことです。感謝報恩、こうした形で繋がっているのも、美しい話ではないですか!
私たちができることの一つは、こうして関心を持ち続けることでもあります。女川駅前は、力強く復興し、とても美味しそうなお店が並び、日本中のみならず世界中からのビジターを歓迎してくれます。皆さんもぜひ、東北の元気になりつつある被災地に行ってみてください!