和田とよじさん応援しながら、地方選のあり方を考える | Making Our Democracy Work! 石井登志郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

和田とよじさん応援しながら、地方選のあり方を考える

今朝は西宮市議選の「和田とよじ」候補応援からスタートしています。和田さん、5年前の補欠選挙に公認候補として出ていただきトップ当選していただいてから、一番信頼できる、実直な仕事のデキる市議さんとして、本当に私も助けてもらいました。そんな和田さん、選挙は強くないんだなー。民主系ですが労組推薦全くなし、業界団体の組織だった支援なし、見ての通りの〝昔の″イケメンですから、ふわふわ票もあんまり期待できず。しかし、和田さんは元西宮市幹部職員で企画部長や秘書室長を歴任された市政における実力派、本当にきちんとしている人なだけに、何とか通さねばなりません。皆さん、「和田とよじ」さんに信頼の一票をお願いします!

 

さて、今朝も活動しながら思っていたのが、こんな都市部で朝の駅立ちしている最中に、公選法の関係上、候補者の政策ビラが配れないというのは何とももどかしいということです。国政選挙だと、(枚数制限はありますが)本番中でもビラを配布することが出来ます。首長も、実質的には配布することが出来ます。しかし、県議や市議などはなーんにも配れません。よって今朝も、「地元の和田とよじでーす!」と元気にあいさつをする以外にやりようがないわけです。特に8前はマイクも使えませんから、ただのニコニコ攻撃となります。知り合いがいれば、その人にも満面の笑みでお願いしちゃうことになります。どの候補者とも知り合いでない一般有権者からすれば、毎日、入れ代わり立ち代わりいろんな候補が来る中で、どいつもこいつも「おっはようございまーす!」だけではさすがに投票行動を決められないでしょう。せめて、それぞれの候補の取り組みや実績、ビジョンを知りたいものでしょう。

 

さて、そこで思い起こされるのが5年ほど前、私が衆議院政治倫理特別委員会の理事をしている際に、地方議員の選挙でも期間中に政策ビラを配布できるようにする公職選挙法改正案の準備を進めていたのですが、それをカタチにできないまま、現在に至っていることです。実際、法制局とも方針を詰め、ネット選挙解禁と共にさくっと通しましょう!、と作業を進めていたのですが、当時の決まり文句である「一票の較差是正が対応されてからだね。」との言葉に、この改正案も陽の目を見ることなく吹き飛んでしまいました。その結果が、今回の統一選でも続いてしまう、「○○太郎、よろしくお願いしまーす!」の連呼合戦になってしまっていると思うと、うーむ、一刻も早く国政に戻らねばならぬと思うばかりです。

 

そもそも、わが国の公選法ほど前近代的と言うか、健全な民主主義の足かせとなっている法律は、世界を見渡してみても極めて珍しいものです。もちろん、歴史的経緯が積み上がって今日に至っているわけですが、接ぎ木をするにも限界はあります。アメリカなどは、お金にまつわること以外に選挙の制限はほとんどといっていいほどありません。逆に日本はこの公選法のおかげで、どの候補も同じような活動しかできず、それが有権者にとって必要な情報を提供できるものではない以上、民主主義は衰退するばかりと危惧するものです。

 

つらつら書きましたが、そうは言いながら、選挙は現在進行形で行われています。少しでもベターな選択を、有権者の皆さんがしていただけるように、残りの4日間、私も貢献したいと思います。

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