日本JC 建設部会 兵庫建設クラブにて講演しました | Making Our Democracy Work! 石井登志郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

日本JC 建設部会 兵庫建設クラブにて講演しました

参院選が始まった直後の週末、JC仲間の友人に声掛けいただき、「建設業の今後」について講演させていただきました。

アベノミクスで実際に恩恵を被っている人がいるかいないか、そんな論点もありますが、中長期的なトレンドをつかんでいただき、社業発展、地域貢献の糸口をつかんでいただけるように、お話をさせていただきました。

また、国策によって需要が増えたり、補助事業が増えたりする分野が結構あるため(高齢者ケア付き住宅や新エネルギー関連)、政治と行政の動きにはアンテナを張っておいた方がよい、しかし個社でアンテナを張るのは大変だから、こうした仲間組織で情報を融通しあえるようにしたらどうかともお伝えしておきました。

内容の雰囲気を少しでも共有していただければと、レジュメを端折ったものをつけておきます。こうした講演を、現役時代も、今も、お声がかかれば喜んで出向いています。政治家の守備範囲は基本的に全範囲! もちろん、得手不得手はありますが、よほどの不得手分野でない限り、喜んで参りますのでお声掛けください!


1. 建設業に関する動向について
 建設投資、許可事業者数、就業者数の推移

2. 日本を取り巻く状況について
 人口統計推移 労働力の推移

3. 成長の芽探し
 世の流れ、政治の動き
 「高齢者の居住の安定確保に関する法律」 
 電力固定価格買い取り制度
 地域毎の動向を探る
例)西宮 2010年482,640人 ⇒ 2025年490,412人 ⇒ 2040年467,007人
三木 2010年81,009人 ⇒ 2025年70,451人 ⇒ 2040年56,821人

4. 建設業とTPP 「政府調達」分野の交渉に注目
 TPP とは? 原則全品目の関税撤廃、サービス貿易、政府調達、競争政策、人の移動などを含む包括的協定
 WTOの政府調達協定(GPA) TPP交渉で議論に
 地方自治体発注工事 23億円⇒7億6500万円、設計委託2.3億円⇒750万円  国際的スタンダードの要求 etc

5. 注目ポイント
 基本:成長戦略的3K(高齢化、環境、観光)
 公共事業 「選択と集中」 どう集中するかがポイント 
 インフラの耐用年数 と 新たな動き(例 下水道法改正の動き)
 空き家問題 2008年756万戸13.1%(住宅土地統計調査) コンパクトシティ
 国土強靭化? 防災・減災分野 護岸、耐震、通信系