来る代表選挙では、馬淵澄夫代議士を積極的に支援します | Making Our Democracy Work! 石井登志郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

来る代表選挙では、馬淵澄夫代議士を積極的に支援します

今月中に、菅直人総理大臣が退任する見込みです。それに応じて行われる党の代表選挙では、私は馬淵澄夫前国土交通大臣を積極的に支援することを皆様にご報告します。


ただその前に、皆様にはお詫びをしなくてはなりません。国会に送っていただき丸二年、鳩山、菅という二人の総理が、結局はこうした形でそれぞれ退任してしまったこと、そして毎年のように代表選挙、そして首班指名が行われる事態となってしまったこと、これは率直にお詫びしなくてはなりません。こんな政治を続けてはいけない、国のリーダーが地に足をつけて政治をできる国にしなくてはなりません。


さて、それでは、馬淵さんをなぜ支援するに至ったかについてお伝えします。


私はこれまで、党内のどんなグループにも属したことはありません。まぁ、群れることが嫌いなのです。苦手、というか。正直、情報が入りにくいなど、グループに属さないデメリットも感じますが、何にも制約されないことが何よりも私にとって大切な価値観であり、自分らしいと思うものです。


さてそうした中、なぜ馬淵さんか。


311日の東日本大震災から三日後、長島昭久前防衛政務官から指令があり、「原発が大変だ。今すぐ、東京電力に来い。」と言われました。それから二ヶ月ほど、内幸町の東京電力と霞ヶ関の経済産業省、それと国会を行き来する日々が続きました。


私が東京電力に出入りしてから二週間ほどして、首相補佐官に就任し、やってきたのが馬淵さんでした。それから二ヶ月間、私は馬淵さんの下で仕事をさせていただきました。そこで、地に足をつけた仕事ぶりを拝見することができました。


今の政治は、テレビ政治に感化され、小泉総理のワンフレーズ政治や事業仕分けがパフォーマンスとして見られたことに象徴されるように、「反射神経」で政治をすることが流行のように思われている節があります。その中で、馬淵さんのスタイルは、全くその逆でした。馬淵さんが私に言った言葉は、「いいか、官僚や東電みたいな大きな組織は、政策の流行とか、マスコミや世論で動かないんだ。大きな組織は、法律や職務権限に基づいて動くんだ。」と。


上場企業で役員を務め、アメリカの現地法人で代表を務めたビジネスマンだからこそのアドバイスで、いい意味での衝撃を受けました。というのも、私も民間企業にいた経験がある中で、永田町の感覚、常識は時折「危うい」ものを感じることがしきりでした。特にマスコミを意識し、毎月の内閣支持率を意識する政治は、決して上質なものになるはずもありません。馬淵さんは、耐震偽装問題の追及に代表されるように、データや証拠に基づく緻密な調査を積み上げる、そして国土交通大臣としてうまく組織をまとめ上げる手腕もあり、仕えたことのある官僚からの信望も厚いものがあります。一方で、当選回数は三回、そして独自のグループを持っていません。というか、グループ活動を行いません。よって、いわゆる“党内基盤”は弱い、というかありません。しかし、私のような「独立自尊」を志向する仲間が集い、そして“親小沢”“反小沢”といった不毛な議論に時間を浪費することもなく、全議員の持ちうる力を最大限に発揮する“組織”を作れるというのが、私が今回、馬淵さんを支援する理由です。当選回数の少なさは、アメリカのオバマ大統領も、イギリスのキャメロン首相も、最初は長老陣やメディアから相手にされていなかったでしょうから、そう考えると、特に問題があるとは思えません。


政局はあまり好きではありません。ただ、この一週間は政局真っ只中で活動します。そして、新しい代表のもと、失った信頼を回復するための活動に全力を尽くしたいと思います。