全国戦没者追悼式 | Making Our Democracy Work! 石井登志郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

全国戦没者追悼式

66回目の終戦記念日である15日、東京の日本武道館にて開催された全国戦没者追悼式に参列して参りました。


初めての参列でしたが、国会議員は文字通り地域の代表でありますから、西宮・芦屋の58万人を代表する思いで当日は参列しました。西宮、芦屋は広島に原爆が投下された8月6日に、100機以上の米軍機によって空爆されて大きな被害を受けるなど、多くの犠牲を強いられた地域です。勿論、この地から戦地に赴き、無念のうちに帰らぬ人となった方々も多かったことと思います。「火垂るの墓」の舞台ともなったこの地です。平和への思いと願いをより強くする式典となりました。


式典が始まるまで、長妻昭前厚生労働大臣の隣に座り、色々と雑談含めてお話をしました。この式典や、中国の残留孤児対応、遺族対応など、あの大戦の一連の事後対応は厚生労働省の仕事となっています。色々な話の中で私も認識していなかったのが、遺骨収拾の話。


海外の戦没者240万人のうち、未だ100万以上の遺骨が帰らぬままになっています。横路衆議院議長も言及されておられましたが、アッツ島など多くの戦死者があった地でも、十分な収拾団が出ていないところもあります。私の友人が力を入れる、モンゴルでの遺骨収拾もまだ長い道のりです。その中で、硫黄島の話は大変興味深いものでした。それは、民主党政権になって硫黄島の遺骨収拾に力を入れることになったのですが、アメリカに残された資料を調査した結果、今まで探索する対象となっていない地域があり、そこに行ったら数百もの遺骨を発見し、日本に持ち帰ることができた、ということです。つまり、我々の政権はこうした点でも、自民党政権が十分にやりきれなかったことをやれている、今までの政権が行なわなかったアプローチを通じて、こうした面でも成果を出せている、そう感じました。


メディアやそれに影響を受けた一部の方々からは、民主党に対して国を愛する気持ちが希薄だと言いたげな空気を感じることがあります。しかし、そんなはずは決してありません。国を愛し、先人の労苦に報い、次世代に引き継ぐべきものを引き継ぐ、そうした思いを改めて強くする一日でした。



めざす未来へ、情熱政治。衆議院議員・石井登志郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

式典開始前に撮らせていただきました