党の正式機関としてグローバル人材育成ワーキングチームが立ち上がりました
5月19日、党の拡大成長役員会において、民主党文部科学部門会議のもとに、「グローバル人材育成ワーキングチーム」の立ち上げを正式に承認いただきました。私が事務局長を務めさせていただくことになります。このWTをベースに、主に日本人の外国語教育に関する政策立案、効果的施策実行の後押し、予算の獲得などに尽力する所存です。
ただ、単に「英語教育」を推進するためのWTではありません。現政権の成長戦略に位置づけられるグローバル人材の育成という大きな目標に資するような、日本の価値をしっかりと伝達しうる人材を育成し、国力を高めていく素地をつくることを目標としています。
この大震災を受けて、今、これかな?、と自問自答しました。もちろん、私も震災対応に私なりに力を尽くさせていただいていますし、引き続き東日本大震災対応は、現下のわが国において最大のミッションです。ただ、こちらも重要です。特に、子どもも大人も等しく毎年一歳年をとりますが、子どもの一年は我々の一年よりも価値深いものです。そうした考えから、この機会に立ち上げを致しました。以下、昨日通りました企画案を添付し、報告とします。
民主党文部科学部門会議
グローバル人材育成ワーキングチーム
企画案
【目的】
世界は今、急速な勢いでグローバル化をしている。わが国ももちろん例外ではなく、むしろ貿易立国としてこの流れに乗り遅れることなく、積極的な対策が重要である。未来を生きる若者に対して、このグローバル化する社会に向けてどんな教育を提供できるか、政治の場で真剣に論ずる必要がある。今日までのわが国の様々な施策の検証に留まらず、建設的な議論を積み重ね、日本がグローバルリーダーを数多く輩出できる国へと脱皮することを目的とし、本WTの立ち上げることとしたい。
【検討項目(案)】
l わが国の外国語学習について
Ø 日本語学習と外国語学習の相関関係について
Ø 小学校での外国語学習について
Ø 中学校、高校段階での外国語学習と受験勉強について
Ø グローバル30他、高等教育段階での外国語学習について
Ø 企業の外国語戦略について
l 他国(特にアジア諸国)の外国語学習戦略について
Ø 中国、韓国、台湾の実情について
Ø 世界のビジネスシーンにおける言語について
l グローバル戦略について
Ø 30年後の世界言語状況について
Ø 30年後のわが国国内の国際化状況について
【WTでの検証方法】
l 文部科学省へのヒヤリング(平成14年作成「『英語ができる日本人』育成のための行動計画」検証、「外国語能力の向上に関する検討会」状況等)
l 有識者ヒヤリング、現地視察、全議員アンケート、パブリックコメント募集などを予定
※提言中、予算関連項目は23年度概算要求へ盛り込むことも視野に入れる
【役員(案)】
主査 高井美穂(衆)
副主査 谷岡郁子(参)
事務局長 石井登志郎(衆) メンバーは部門会議で募集し、必要に応じて役員は随時拡充する。
以上