共通番号制度の確実な導入を | Making Our Democracy Work! 石井登志郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

共通番号制度の確実な導入を


政権が取り組む大きな改革のひとつである、税と社会保障の共通番号制度の議論が加速しています。ここ数日の新聞に大きく掲載されていますから、皆さんも目にはされていることと思います。私は、積極的な導入論者として、行政改革の有効な武器としてこの制度が遅滞なく、確実に、妙に適用範囲が縮小されることなく導入されるように全力を尽くす所存です。

本制度導入のメリットは、なんと言っても行政改革です。つまり、行政コストの大幅な削減や国民目線で煩雑かつ重複するような行政手続きが簡素にまとめて行えることになります。具体的な削減コスト額や簡素化される手続きに関してはこれから国民の皆さんに明示されるようになりますが、この大事業をやりきることは民主党政権の大きな成果になると確信していますし、必ずやりきらねばならないと思っています。

上記の行革効果以外にも、行政サービスや税負担、社会保障給付を公正にできるというメリットがある一方で、個人情報に対する不安も挙げられています。しかし、いまでも既に国や自治体は行政管理上様々な個人情報を管理しているわけですし、そうした不安に対する処方箋は十分あると考えています。

これだけ技術が発展した我が国において、いまだに国民健康保険が紙ベースのままであったり、様々な所得がある人を一括で捕捉できなかったり、他国からすれば信じがたいほどの接木状態な非効率システムを改善する、最大のチャンスととらえ、大きな視点で進めていきたいと思います。いわゆる先進国の中でこうした共通番号制度を導入できていないのはもはや日本だけという事実もありますから、とにかく可及的速やかに邁進して参ります。