公共政策学会シンポin静岡芸術文化大学 | Making Our Democracy Work! 石井登志郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

公共政策学会シンポin静岡芸術文化大学

日曜日の午後、浜松にある静岡芸術文化大学において開催されている公共政策学会のシンポジウムにパネリストとして参加して参りました。


一応、学会の会員なもので、ゼミの先輩である慶應義塾大学の大山耕輔教授にお招きいただいたのですが、うむむ、学会のパネリストとなるとちょっと格式高いことを言わねばならぬな、大変だ、と思いましたがせっかくの機会ですので、ありのままの勢いで参加させていただくことにしました。


テーマは、いかにして市民の声を政策形成に反映させるか、という点についてです。私から申し上げたのは、次のような点です。


私自身、17万6017票という大量得票をいただいたが、実際の組織票は数万程度で、十数万の圧倒的大多数は、まさに「サイレントマジョリティー」の一票一票である。サイレントマジョリティーのひとりひとりは、メディアを通じた情報獲得と、断片的な候補者情報しかない。候補者サイドにとっても、こうしたサイレントマジョリティーの本当の意向を、何らかのカタチでつかみたいと思うが、なかなかその手段がない。そのことが、逆に、一部の業界団体の意見を、必要以上に聞く背景となっている。つまり、見えない1000票よりも、見える10票を追ってしまう。こうした課題を解決する手立てを、市民の声を反映する政策形成プロセスを確立することに見いだしたい。


なかなか、難しいテーマですから、答がすぐにあるはずもないのですが、やはりITがそれなりの可能性を秘めていることは共有認識できたと思います。ご案内の通り、文部科学省では「熟議カケアイ」を進めていますが、私としては、新しい民主党体制となった、そして政策調査会が復活した、ということですから、「民主党版市民の声を政策に反映させますなう。」を政調つくりたいなと、そのことで市民の声を反映させたいなと、勝手な立場ですがそのように申し上げてきました。


共にパネリストとして参加した片山善博元鳥取県知事はじめ皆さんの発言にもかなり勉強させていただきました。普段と違う、学会のようなところに出ますと、いつも使う部分と違う脳みそが刺激され、大変活性化されます。


では月曜から新たな国会のスタートです。心あらたに、「政調なう。」立ち上げに向けて、動きたいと思います。