大学ベンチャー問題からみる、省庁タテ割り | Making Our Democracy Work! 石井登志郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

大学ベンチャー問題からみる、省庁タテ割り

今朝は文部科学省政策会議から。議題は、「大学ベンチャー」であります。先日、文科省が大学ベンチャーについて行った調査結果の報告をメインに議事が進みましたが、議論百出、(これまでの)文科省への批判噴出、なかなか熱き議論となりました。


そもそも、ベンチャーとは何か?、省庁タテ割りの弊害をどう克服するか、ベンチャーにとりえあずの資金援助をするだけでは解決しないのではないか?、などなど、かなりの危機意識と問題意識が同僚の皆様から出された形となりました。タテ割り問題はいつも(悪い意味で)感心するくらい、根深く徹底していますが、この分野は特に顕著なようです。


例えば新薬開発。文部科学省では、この分野をライフサイエンスと呼び、経済産業省ではバイオイノベーションと呼び、それぞれの観点で施策を講じている、というのですが、同じ目的のはずなのに別のことをやっているってのは良くある話で、これにこの分野には厚生労働省も深く関係し、どこが主体的な役割を取っているか、わかったものではありません。


こうした問題こそ、「政治主導」の出番です。政治に「タテ割り」はありません。政治主導、つまり、私たちの意志とリーダーシップが問われ、期待されています。


ちなみに、明日はネットビジネスに関するシンポジウムが開催されます。明日報告しますが、この分野も、「タテ割り」が指摘される分野です。