「よのなか科」参加、京都国立博物館視察 | Making Our Democracy Work! 石井登志郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

「よのなか科」参加、京都国立博物館視察

今日はまず、JR西宮駅にて国政報告の駅立ちを。クリスマスイブともなると、今年も残りあとわずか。それぞれの皆さんが足早に通勤を急がれます。


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その後、一路、門真市へ。先日、フェローこと藤原和博さんとお会いした際に、大阪府教育委員会の方々とお会いしたのですが、その藤原さんが橋下知事の特別顧問をされておられますけども、その流れで大阪府下の学校ではフェロー直伝の「よのなか科」が積極的に取り入れられています。で、私も一度見に行って見たい、参加してみたいとお願いをし、その結果、今日初めて、視察のチャンスを得ることが出来ました。


「よのなか科」とは、一言で言えば国語数学理科社会英語といった教科では教えない、世の中の出来事をみんなで考えるための授業で、総合学習の一環で取り入れられています。臓器移植についてどう考えるか、とか、シャッター商店街をどうやって元気にするか、とか、『正解のない課題』について考える力を養い、いわゆる「生きる力」を醸成しよう、というものです。


今日は、門真市第六中学の二年生の皆さんに混じって、最初は国会議員という身分を隠して、ゲストティーチャートいう形で私も生徒さんたちのグループに入り、授業に参加させてもらいました。今日のお題は「条例を作ろう!」ということで、私のみたグループでは「産業活性化」という、実社会においては極めて大切なテーマを取り上げることとなりました。


こうした取り組みを続けることで、生徒が自ら考える力を養うことがねらいですが、同時に、社会の一員として物事を考えていくきっかけにもなっていくのだと思います。こうしたカネのかからない、前向きな取り組みが全国へと伝播していくように国レベルで推進するのが私の役目ですので、今後とも視察すべき対象があれば、全国の皆さん、ぜひお声掛け下さい。


ちなみに、このグループワークが終了した後、担当の先生から「今日のゲスト講師には、衆議院議員の石井登志郎さんが来てくれました!」と紹介いただいたのですが、知らない間に国会議員が紛れ込んでいた事実に気付かされ、相当びっくりしていた様子でした。驚かせてごめんなさい。


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いずれにせよ、現場の先生方の熱意、教育委員会の方々のバックアップ、そしてそれを進める首長のリーダーシップがあってこそのこうしたプログラムだと思います。こうした前向きなエネルギーに、しっかり応えていきたいと思います。


門真の後は、一路、京都へ。


田中真紀子文部科学委員長の声かけで今日は京都大学と京都国立博物館の視察だったのですが、午前中の京都大学は以前から入っていた門真の中学視察とかぶってしまったので、私は京都国立博物館から参加しました。


今日の視察のメインは、美術品の所蔵と、修復の現場見学です。現在京都国立博物館では、国宝、重要文化財、その他価値の高い文化財などを、所有、寄託あわせて13,000点程度保存しており、その保存現場をまず拝見しまいた。


現在、同博物館は一部増設工事中でありますが、そのおかげもあってでしょうか、保管スペースはぱんぱん。その保管スペースの前に、あれ、見たことある屏風が。ということで、パチリ。


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風神雷神図です。その他、私ですら知っている重要美術品が所狭しと収納されている現場をしっかり見させていただきました。


その後、修復の現場へ。三十三間堂の目の前に同博物館があるのですが、三十三間堂の幾多もある仏像さんのメンテナンスを実際にやっている様子を見たり、鎌倉時代からの屏風絵の補修を見たりしたのですが、実に細かい、そして実に気の長い、そして大切な作業に携われらる皆さんには、ただたた頭が下がるばかりです。


無駄の徹底排除、というのが我々の政権の最大テーマでありますが、同時に、我々文部科学委員は、文化に代表される分野にかけるべきところにお金をかけ、後世にしっかり引き継いでいく責務、使命を担っていると自負しています。偶然、アメリカ留学時代の旧友にも会うことも出来、とても有意義な視察となりました。


こうしたひとつひとつを、しっかりと国政に反映すべく頑張って参りたいと思います。


それと鳩山問題、これで一段落して政治本論で議論が進めばいいのですけど。