頻発する派遣社員の契約解除 | Making Our Democracy Work! 石井登志郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

頻発する派遣社員の契約解除

これだけ次々と、派遣社員の契約解除が頻発することに、日本経済の危機をひしひしと感じます。また、これだけ簡単に労働力調整をできてしまう仕組みが、本当に企業にとってもよい選択なのでしょうか。


結局、こうして労働力調整される現実を見せられると、正社員で働いている人までも委縮をし、使うべきお金をより貯金におおくまわし、それがさらに、消費減退→経済悪化につながるという悪循環に向かってしまっています。


私が大学卒業後に神戸製鋼所に入社した際、会社は不況の真っただ中で「一時帰休」制度を活用し、私も最初はこの制度の趣旨がよく分からぬまま、休みを取ったものです。その時と比べると、確かに経営者側からすれば労働力を調整する弾力性は高まったのでしょうが、労働力は「モノ」ではありません。


厳しい時に雇用を維持する。労働側にとっては、そんな経営サイドの姿勢によりモチベーションが高まる。質の高い仕事が、質の高い製品を生む。これが、日本の製造業の強さであったはずと、私は認識していましたが、果たしてこれで日本の未来は正しい方向へ行っているのでしょうか。


やはり、ここでも政治の出番です。


めざす未来へ、情熱政治。石井としろうWeb演説会
MaxValue前にて、本日の街宣。