【民主主義】動かなければ、変わらない! | Making Our Democracy Work! 石井登志郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

【民主主義】動かなければ、変わらない!

■若者へ訴える


 先日、関西学院大学の正門前で街頭演説を行いました。西宮・芦屋は、日本でも指折りの文教地区です。関学、夙川学院、武庫川女子、神戸女学院、聖和、兵庫医大、芦屋大、大手前など、本当に学府の多い地区です。もちろん、学生の数も相当なものです。学生の皆さんは通学しているだけで、20歳以下の方も多いでしょうし、私にとって有権者率はかなり低いでしょうが、有権者相手でなくても訴えるべき必要性があるからこそ、大学の前でマイクを握ることにしました。
ご存知の通り、わが国の年代別投票率は20代が最も低く、年代が上になるほど上がります。投票に行かないのが悪い、と言う人もいますがこれは、いい、悪い、の問題ではありません。投票に行かない人にとって、投票に行くだけの合理性、つまり価値を見出せていないからわざわざ行かない、だから棄権するのでしょう。しかし、ひとときの合理的と思われる選択=投票の棄権が、長期的には非合理的=政治を遠ざけたことによって自らの生活に国の過大な債務など不利益が降りかかってくる、ということを若い世代には感じてもらいたい、そう思い、大学前に立たせていただきました。


■投票に行かない人の声は届かない


政治家は、投票に行かない人たちよりも、投票に行く人たちの声に耳を傾けます。これも、いい、悪い、の問題ではありません。単なる現実です。若者は投票に行かない。だから、若者の声は無視される。これが残念だけど事実です。ただ、できることなら、未来を担う若者が投票に行き、そして私がその声を代弁する、そうありたいと願っています。利害関係のない、未来に責任を負わざるを得ない若者が政治を遠ざけると、未来に対して責任を持たない、政治を食い物にするおじさんたちの思う壺です。
別にこのことは、若者、高齢者の枠にはめることではないかもしれません。要は、投票に行かない人の声は届かないのです。これが現実です。いつの日か、自分たちの政治を悔やんでも「時すでに遅し」となっている可能性が大です。


■動かなければ、変わらない。


悲観的なニュースや批評がこの国を取り巻いています。しかし、そう考えても楽しくないでしょう。面白くないでしょう。確かに、財政赤字や年金問題などを見れば見るほど、暗澹たる気持ちになります。誰だってそうでしょう。しかし、上を向いて前進しなければ、それこそジリ貧です。
私たちの国は、もっと良くなれる。輝かしい未来へと、変えてゆくのは、他でもない、皆さんです。そして、動かなければ、変わらない。これは古今東西、変わらぬ真理です。参加することとで政治を変え、未来を前向きなものへ、共に変えて行きましょう!