熱闘、甲子園！

　今年も、春のセンバツ高校野球全国大会が甲子園球場を舞台にスタートしました。地元民としては、全国各地からやってくる皆様を心より歓迎いたします！
　

　毎年この時期になると、プロ野球観戦とは違った層が阪神甲子園駅やJR甲子園口駅から甲子園球場に向かいます。特にJR甲子園口駅は極めて地元色の強い駅ですから、他の地区から来た人はすぐにわかるものです。時折、ビラを配っている私に対して「甲子園球場までは歩いて何分くらいですか？」と聞かれますが、自転車ならいざ知らず、JR甲子園口から甲子園球場まで歩くのは結構かかりますよ、30分くらいかかりますよ、と丁寧に答えてあげると、「えー、ほんなら歩こうや！」と出発してしまう高校生グループに遭遇しました。いやいや、私もまだまだ若いですが、高校生の持つ若さとテンションには、驚かされるものです。

　教育問題が日本中で大きな議論となっています。学力低下への心配、社会で必要な「生きる力」をどう育むか、モンスターペアレンツ（強烈に自分勝手な親）への対応、教師を取り巻く環境などなど、本当に大変な問題ばかりです。そんな時代の一つの処方箋がスポーツです。学生時代にスポーツに没頭することは教育上そして人格形成上プラスに寄与すると考えています。

　健全な体、そして精神を鍛えるだけでなく、チームワーク、秩序を学びルールを学ぶ。そして勝利の喜びと敗北の悔しさ、そして反省を次に活かす、ということを学べる、まさに最高の教科書が学生時代のスポーツではないかと私は思っています。だからこそ、熱闘、甲子園は美しいのです。

※今朝のJR甲子園口での駅立ちビラまきの図