韓国新大統領決定

大方の予想通り、ハンナラ党の李明博氏が韓国の次期大統領に選出されたとのことです。まず、政権交代が起きた、それこそは政権交代を切望する私たちにとってすばらしいことです。

（写真：AP）

さて、この方が大統領になられることは、わが国のみならず近隣諸国にとってよいことではないかと思います。財界人で豪腕ソウル市長出身の新大統領は、きわめて実利主義の方のようで、強い理念主義の方ではないとの評が多く聞かれます。

つまり、（もちろん大切ですが）靖国問題や従軍慰安婦問題に過剰な焦点をあてて日韓関係を停滞させるようなことはせず、いかに実利的に国の経済を好転させるか、韓国の雇用を守り増やすか、ということに重点が置かれることになりそうです。日韓FTA交渉も進んでいくことになるでしょう。

経済をはじめとしたリアルな結びつきが強まれば、過去を乗り越えられる、私はもっぱらそう考えています。韓国の新大統領の路線に、私は歴史問題を乗り越えることができるとかなり期待をしています。