原油高騰と投機マネー | Making Our Democracy Work! 石井登志郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

原油高騰と投機マネー

師匠も走るくらい忙しい、ということで師走です。私も、いろいろと忘年会に出させていただいたり、訪問活動を続けさせていただいたりと、師匠(どこの?)並みに忙しくしております。おかげさまで胃腸の調子もかなり不調ですが、これを乗り切らなければ目指す姿にたどりつきません。


そんな中、今日は忘年会もなく(さすがに月曜日だ!)、アルコールも一滴も飲まずに夜を迎えることができました。やはり政治は体力!、と再確認する毎日でしたので、寒い中でしたが久々に夜中のマラソンもしました。運動はいいものです。


ところで、最近の石油の値上がり、ガソリンの値上がりは半端なものではないですね。車が必需品の地域や、ここより寒い地域の暖房費など、高い高いと井戸端会議で済む話の域を超えてしまっているようです。政治の世界では、ガソリンにかかる税金を本来のものに戻せとの議論も出てきて、ある意味で既に「エネルギー危機」が始まっているのかもしれません。


そんな中、気になるニュースを目にしました。国際エネルギー機関(IEA)が投資・投機資金が相場にどのように影響しているか、どのような資金がどのくらい市場に入っているか、ということをまず調査を始めるということだそうです。


そりゃそうですよ。確かに、中国はじめ第三国の経済発展によってエネルギー需要は高まっているのかもしれません。しかし、それに悪ノリするように実態の需給と関係ない資金が入って相場を上げているのであれば、これはもはや資本主義の自殺行為に他なりません。


私も会社員時代、非鉄のヘッジ業務を本当に実務の基礎として携わっていましたのでマーケットの役割そのものは理解しているつもりですが、それにしても最近のキャピタリズム(あえて「資本主義」を英語で)はひどいものです。


このマーケットシステムも、百年、二百年先を考えて新たなモデルに思いをめぐらせてもいいのではないでしょうか。そのようなものがあるのかもわかりませんが。。。


とにかく、不純な資金が実態をゆがめている状態を、単に「投機資金が入って」などという解説を聞いて納得してよいのか、ということが言いたいのです。これも、国会にたどり着くことができたら進めなくてはいけない、壮大なテーマであります。壮大なテーマを追い求める知力、情熱、これにはやはり、体力ですね。