一線で活躍する倉本美津留とジャルジャルの作品。
見終わりました。感想は、人間の脳は何て学習能力がないんだろう、という事。
「この一連の動き、前にも演った事あるで。」
というのが、ジャルジャルさんの得意とするテーマだと思います。
何が面白かったかと聞かれたら、既視感であったり、怒りの演技であったり、全てを伏線にしてラストに回収する技術であったり。作家さんも芸人さんもプロなので職人芸を見せられた感じです。
お見事でした。
昔、倉本美津留さんが、
「俺は世界平和を歌う。奥田民生がそれを叶えたら俺は降りる。」
みたいな事を仰っていました。何故、これを演ったか、と聞かれたら、それが答えの様な気がします。
それが対になっている様な感じでした。
寄りの絵と引きの絵、泣きと笑い、カメラを見て欲しいところにスポットを合わせる。そして細かな表情の捉え方。
屁の件が一番ウケてました。
どうやって回収するんやろう、と途中からそればっかり考えていて、なるほどと納得させられる技術。
流石です。
勉強になりっぱなしの100分間でした。
映画を見終えての走り書き。