1. 化粧品ビジネスは「魅力」と「罠」が隣り合わせ
異業種(アパレル、飲食、インフルエンサー)にとって、
自社ブランドの化粧品は利益率も高く魅力的な商材かと思います。
しかし、化粧品は「雑貨」ではなく
「医薬品の仲間(薬機法)」であること。
軽い気持ちで始めると、発売直前で「販売できない」事態に
陥るリスクがあります
2. 第1の壁: 「許可」と「責任」の壁
〜誰が責任を取るのか問題〜
【ありがちな勘違い】 「工場に作ってもらうんだから、自分たちは売るだけでしょ?」
【現実】自社名(発売元)として販売する場合、万が一の肌トラブルの窓口になるのは自社。
【解決策】
自社で「製造販売業許可」を取るのか、
OEMメーカーに「製造販売元」になってもらい、
自社は「発売元」に徹するのか
まず初めに決める必要があります
これが決まらないと、パッケージデザインすら作れませんし
OEM製造会社も業務が開始できません
3. 第2の壁: 「広告表現(薬機法)」の壁
〜言いたいことが言えない問題〜
【ありがちな勘違い】「最高」「アンチエイジング」「浸透する」とアパレル感覚でコピーを書く。
【現実】化粧品で謳える効能効果は、法律で決まった「56項目」のみ。
【解決策】
広告やパッケージを作る前に、必ず「言い換え」の知識が必要です。
化粧品の範囲を超えないように広告をする必要があります
飲食やアパレルの「情緒的な表現」が、
薬事の世界では「違法」になる場合とは
たとえば以下となります
(例:×肌を再生する → ○肌を整える)
4. 第3の壁: 「管理(在庫と品質)」の壁
〜届いてからが本当の仕事問題〜
【ありがちな勘違い】「余ったスペースに在庫を置いておこう」
【現実】化粧品は「温度・湿度管理」や「ロット管理(いつ・どこで作られたか)」が厳格に管理します。
【解決策】
万が一の自主回収(リコール)が起きたとき、
どのロットを誰に売ったか追跡(トレーサビリティ)できる体制が必要です。
「物流倉庫」も薬事対応が必要な場合があることも
注意が必要なポイントです。
5.行政書士からのアドバイス
新規参入で一番高いコストは、やり直しの「時間」と「廃棄ロス」かもしれません
最初から法務・薬事のスキームを固めておくことが、
最短ルートでの収益化に繋がると思います。
「アパレル」から転身される方は、感性やデザイン力は
既存の化粧品メーカーにはない強みです。
だからこそ、守り(法務)はプロに任せて、
攻め(クリエイティブ)に集中してほしいですね
仮に、後でパッケージを刷り直すことになったら
10万円単位で損をしますよ。
その前にぜひご相談をくださいね 笑
